【#03】キャリア入社者も驚いた、富士通変革の本気度

富士通は社会課題の解決に挑むグローバルソリューション「Fujitsu Uvance(フジツウ ユーバンス)」を展開しています。企業規模から想像するよりはるかに速いスピードで変革を進めている今、キャリア入社者の活躍のフィールドも大きく広がっています。富士通の変革に携わる醍醐味やグローバルビジネスのなかで得られる成長とは。キャリア入社し、現在は日本やドイツの現場でプロジェクトをリードしている3名にお話を伺いました。

出典:出典:ビズリーチ 公募ページ「富士通株式会社」(2023年7月6日公開)より転載新しいウィンドウで開きます

自らを変革し、日本や社会も変えていく富士通の道筋

JGG エンタープライズアプリケーションDivision グループ長/細川 和宣
Fujitsu Services GmbH プロジェクトリーダー/瀧口 紘司
JGG エンタープライズアプリケーションDivision マネージャー/山田 諒生

Q. はじめに、皆さんが富士通に転職された経緯や入社の決め手から教えてください。

細川 : 私は前職で20年ほどSAPビジネスに携わるなかで、SAP BASIS(以下、BASIS)の技術者としての経験を積みました。BASISはOSやデータベース、ネットワークなど幅広い知見が要求されるため、人材育成が簡単ではありません。そこで私はBASISの技術者を集約し、組織全体でSAPビジネスに注力すべきだと考えていました。

富士通は当時から一つの部署にBASISの技術者が数十名在籍し、日常的に知見を共有していました。何よりも、SAPビジネスのなかでBASISを重要な技術と位置付けている点に共感し、入社を決めました。

瀧口 : 前々職は独立系SIerで、SAPコンサルタントとして販売や物流などの分野を経験し、前職は製造小売業の情報システム部門に在籍し、SAP担当として運用保守やロールアウト案件に携わりました。その後、自らのSAPの知見や技術がより生かせる環境を求め、富士通に入社しました。

当初は富士通に対してやや保守的な印象を抱いていたのですが、面談などから感じる「変革への本気度」にイメージを覆されました。成果を出している人物を評価する文化が醸成されていると聞いたことも、決め手になりました。

山田 : 前職は大手メーカーのSIerで、海外へのロールアウト展開を含めたSAP導入プロジェクトに携わっていました。製造購買領域のリーダーとして最大30名ほどのメンバーを統率しながら、SAP導入の要件定義から保守運用まで一通りを経験し、満足感を覚える一方、新しい挑戦機会は減り、閉塞感を抱くようになりました。そこで新たな成長のステージに立ちたいと考え、転職を決意しました。

富士通に入社しようと決めたのは、社内の変革にとどまらず、日本のIT業界の構造を変えようという強い心意気を感じたためです。自身の成長や変革を念頭に置いて外資系コンサルティングファームも検討していましたが、組織や社会の変革にも挑戦できる富士通に大きな魅力を感じましたね。

変革の実行力やスピード感は想像以上

Q. 2021年に入社された細川さん、2022年に入社された瀧口さんは、近年の富士通の変化や進化をどう捉えていますか。

細川 : 私は2021年11月にマネージャー職で入社し、2023年4月からはグループ長を務めています。転職してから2年弱でこのような役職を任されたことに対し、私自身スピード感を味わっています。いわゆる「大企業病」に陥ることなく、ベンチャー企業のようなスピード感で物事を推進していく姿勢には今も驚いています。

変革を推し進めるうえで、社員の心境もさまざまかと思いますが、富士通は全社の方針として「必ず変革する」という強い意志が示されており、社員の目線が合った状態で一丸となって進んでいける強みがあります。さらに富士通では、スピード感を持って取り組むことで達成可能な数値目標を定めています。評価の軸として、スピードアップすることが求められているのです。

瀧口 : 私は現在ドイツに駐在し、さまざまな国のメンバーと関わっています。日本にいたときも海外のメンバーと接点を持つ機会はありましたが、今は他国のコンサルタントと直接コネクションをつくることができるボーダーレスな環境で、日々刺激を受けています。

近年の富士通は、やはりリスキリングやグローバル化が進んでいる印象があります。私の周囲でも、リスキリングによってSAPを学んだ日本人のメンバーが年に数回加わっていて、会社として人材やグローバルビジネスに投資していることを感じます。SAPの知見を持ち、今後グローバルなプロジェクトで活躍したいという方にとっては、非常に大きなチャンスがあると思います。

Q. 山田さんは2023年1月に入社されたそうですが、入社の前後で富士通に対するイメージは変わりましたか。

山田 : 入社前は、企業規模が大きいことから意思決定のスピードが遅いのではないかと懸念していました。ところが実際に入社し、自分の想像を上回るスピード感で変革が進んでいることに驚きました。

例えば、新しい知識の習得や資格取得を含めたリスキリング関連の制度が拡充し、運用が進んでいます。実際に今所属しているプロジェクトにも、リスキリングによって職種転換をしたメンバーが参画しています。

フレキシブルな働き方が浸透している点にも、変革が進んでいることが表れています。リモートワーク環境が整っており、私の部門のメンバーは北海道や大阪など、さまざまな都道府県の在住者で構成されています。自宅や事業所だけでなく、提携しているシェアオフィスも活用されています。

こうした制度が整っているだけではなく、PDCAを回して改善などに取り組む「実行力」があるのも、富士通の特徴だと思います。グローバルでの企業競争力強化のため、2023年4月に報酬制度を見直し、国内社員の月額賃金を平均10%引き上げたのも、その一例です。

また、自身の仕事が会社や組織の変革につながっていると実感できることは、非常にうれしく感じています。富士通には、グローバルデリバリーセンター(以下、GDC)というオフショア開発拠点があり、私のチームにもそこに所属する外国籍のメンバーがいます。そういった海外のメンバーやリスキリングによって加わったメンバーがどうしたら活躍しやすいのかなどを考え、部門の方針を意識しながら改善を重ねていく仕事は、まさに変革の本質であり、私が求めていた新しい挑戦の一つともいえます。

キャリアを自らつかみ取り、「ありたい姿」を実現できる

Q. 皆さんの入社後のキャリアの歩みや現在の担当業務について教えてください。

細川 : SAPビジネスを展開する部門のマネージャー職として入社後まもなく、大規模なプロジェクトのリーダー補佐を務めました。メンバーの体調管理やモチベーション維持、フロントに立ってのお客様対応など、リソースが少ないなか短期間でプロジェクトを完遂することができました。

その後もマネージャーとしていくつかのプロジェクトに携わった後、2023年4月からグループ長を務めていることは既にお話しした通りです。入社当時は富士通のSAPビジネスの底上げを目標としていましたが、想像を超えるスピードでキャリアアップをかなえることができました。

瀧口 : 私は転職の軸として、SAPの知見を高めること、マネージャーとしてプロジェクトを遂行することの他に、海外で活躍したい思いがありました。入社後は日本本社のグローバルプロジェクトに携わることになり、オランダの関係会社の導入のため富士通のドイツ拠点とコンタクトを取り始めて、一緒にプロジェクト体制を敷くことになりました。

2022年冬にはドイツと日本を行き来するようになり、2023年2月から本格的にドイツに駐在し、現在はサプライチェーン領域のリーダーとしてプロジェクトを推進しています。

山田 : 私は大手メーカーの基幹システム導入プロジェクトに携わっており、SCM(サプライチェーンマネジメント)領域のリーダーを担当しています。現在は要件定義の工程で、BtoBのあるべきシステムの姿を描いている段階です。

今後は、プロジェクトの推進と並行して、転職時に魅力に感じた、組織の変革にも携わっていきたいですね。富士通がデータドリブン経営を実現するために取り組んでいる「One Fujitsuプログラム」のような全社的なシステム変革はもちろん、リスキリングや海外メンバーとの協働といった点でも、変革の仕組みをつくっていきたいと考えています。

「学び」や「挑戦」を支援する仕組みや制度が充実

Q. これから入社される方のキャリアアップを見据えたときに、富士通はどのような環境だと思われますか。

細川 : まず、学びたいことがあれば何でも学べる環境だといえます。例えば、SAPの技術を学ぶ講座は非常に高額なものが多く、受講に二の足を踏む企業は少なくありません。富士通はこうした講座も率先して受けられる環境が整っています。

また、語学については、日本人メンバーに向けてTOEICや英会話の講座を用意する一方、外国籍のメンバーに向けて日本語の講座も提供しています。語学力の向上を自分の目標に掲げた場合、そこに到達すれば評価の対象にもなりますし、学びの意欲がある人をバックアップする土壌があります。

個人の裁量が大きく、変革に直接的に関われるのも魅力です。大手企業などでは意思決定の際、どうしても上長や経営層の決裁が必要となりますが、当社は手を挙げて意見を言えば変革につながっていきます。

その一例として、社員の声をもとに実現した働き方改革があります。現場のメンバーから「社内の会議を減らすなど、効率化したい」という意見が出され、会議内容の見直しや会議の5分前終了、夜19時以降の会議の廃止などが行われました。

瀧口:グローバルビジネスへの挑戦をかなえる環境としては、現在GDCとの協業のパイプラインがつくられています。ただ、ヨーロッパやアメリカとのコネクションはこれから深耕していき、今後のコミュニケーションパスをこの1、2年で築いていく必要があります。

ドイツでのプロジェクトが始まる際、富士通の導入方法論である「Fujitsu Activate」がグローバルでどのように適用できるのかを懸念していました。しかし、実際にプロジェクトがスタートしてみると、日本ではどのようにプロジェクトを遂行してきたか、どのようなドキュメント作成が必要かなど、ドイツのメンバーが文化を含め、前向きに理解しようとしてくれています。

グローバルに活躍しながらキャリアを築いていく選択肢も豊富にあります。私のように海外拠点でマネジメントをしながら他国のロールモデルとなるような成功事例をつくっていくキャリアも、プレーヤーとしてSAPコンサルタントの専門性やスキルを高めていくキャリアも可能です。これから入社される方の志向に合わせて、間違いなく挑戦できる環境があります。

山田 : 私は、富士通グループ内の他の事業やポジションに自ら応募できる「ポスティング制度」が、キャリアの選択肢の一つとして有効だと感じています。「キャリアは与えられるものではなく、個人の志向に合わせて実現していくもの」ということを感じさせる富士通の象徴的な制度だと思いますし、そういった考えの方には合っているでしょう。

キャリア入社者の経験・意見が、富士通の変革に求められている

Q. 現在、富士通ではどのような人材を求めていますか。

細川 : 能動的で、しっかりした目的を持っている方を求めています。そのなかでBASISに関する業務に携わりたい方は、ベースの知見があると望ましいと考えます。私自身、前職で学んだ経験がダイレクトに生きています。

富士通では、既存・新規プロジェクトのさまざまなポジションを社内外に募集しています。社内には年齢を問わずチャレンジしたいポジションに応募できる「ポスティング制度」があり、目標とするキャリアを積みたい方は制度を活用することでマッチする仕事に自ら挑戦できます。

私が入社した当時から今も言われ続けているのが「富士通色に染まらないでほしい」ということです。前職で当たり前と思ったことが富士通では当たり前ではない、そのギャップを変革に取り入れようとしています。これから入社される方にも、ぜひそういった違いや新しさを持ち込んでいただきたいです。

瀧口 : 自分から率先してコミュニケーションしていくような、プロアクティブな動きが重要だと考えています。新しい環境や変化を受け入れながら自身の意見を共有し、共感を得ることができる方は、語学力に関係なくプロジェクトに貢献できると思います。

現状はSAPの知見を持った方がまだ多いとはいえず、富士通自体が変革期でこれから整えていく部分も多くあります。そのため、SAPの知見が豊富な方であれば、仕組みをつくっていくなどの部分でも、お持ちのノウハウや経験を存分に発揮していただけると考えます。

山田 : 答えのないものに対して、何かしらの成果を出すことに喜びを覚える方はフィットするでしょう。富士通にはキャリア入社者の経験や意見をダイナミックに取り入れようという風土があるので、これまでに培った経験やノウハウをダイレクトに変革に反映しやすいと思います。

例えばプロジェクトを一つとっても、コンサルティングファーム出身の人がこれまでどんな教育を受け、どんな進め方をしてきたかなどの知見・経験を取り入れつつ、最終的に富士通らしさを発揮していこうとしています。

私は前々職で日系のコンサルティングファームで働いていましたが、短期間で成果を出し、自身のキャリアアップのために転職する人が比較的多いコンサルティングファームと違い、富士通はじっくり腰を据えて中長期的に変革に取り組めることが特徴です。より効率的に自身を成長させたいのであれば、変革真っ只中の組織に長く身を置いてさまざまなことに挑戦するのも、一つの選択肢ではないかと考えます。

当事者として、富士通のターニングポイントに携われる魅力

Q. 働きやすさやワークライフバランスを重視される方にとっては、どのような魅力がありますか。

山田 : まず、働く場所にはとらわれないため、通勤に時間を取られません。会社として快適に働くための制度を整えていますし、こうした制度を取り入れるスピード感についても、富士通の先進性を感じます。

福利厚生に関しても、社員に長く在籍してもらい、中長期的なスパンで会社の変革に携わってもらえるような制度設計がされています。報酬についても、グローバルでの競争力を考慮し、競合他社に劣らない待遇を用意しています。

細川 : 働ける場所を選べる点は非常に魅力的です。例えば、終業後に自分の趣味を楽しもうと思えば、そのエリアにあるシェアオフィスを利用すればよいので、ワークライフバランスを充実させやすいです。

また、私は健康でなければ質の良い仕事ができないと考えているため、メンバーがしっかりと休めているか、困っていることはないかに気を配っています。

直近の事例でいえば、あるプロジェクトの最中で、「子供の受験に寄り添うために休ませてほしい」とメンバーから相談を受けました。そこで、家族の重要な時期に休んでもらえるようチーム全体でバックアップしました。男性が育休を取りやすい仕組みも構築されており、プライベートと仕事を両立できる環境が整っています。

Q. 最後に、この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします。

山田 : 富士通に入社してからこれまでを振り返ると、今のこの変革は、数年後から十数年後「富士通のターニングポイントだった」といわれるような状況だと確信しています。これだけの企業規模で変革を実行しているフェーズに、当事者として携わることができる。これが、今富士通にジョインする最大の魅力だと考えています。

歴史的なターニングポイントに携わりたい方にとって、富士通は今、非常に魅力的です。ぜひ一緒に仕事ができたらうれしいです。

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