Personal interview

戦略と対話で導き、日々の改善で未来を拓く

富士通株式会社
グローバルサプライチェーン本部
サービスビジネスSCM統括部 シニアマネージャー
2007年入社
土屋 義明

Q. 現在のお仕事は?

富士通のソフトウェアやサービスを効率的に届けるサプライチェーン部門の幹部として、組織の方向性を定めて計画を推進。

私は、グローバルサプライチェーン本部でソフトウェアやサービスのサプライチェーンマネジメント(SCM)を担当しています。具体的には、富士通のソフトウェアやクラウドサービスについて、お客様の注文を受けてからお届けするまでの流れを管理し、品質と効率性を高める仕事です。
私はシニアマネージャー(幹部社員)として、会社やビジネス部門のビジョンを踏まえ、組織として取り組むべきタスクを見極めています。そのうえで、仕事の優先順位や人・時間の配分を判断し、社内外の関係者と連携しながらプロジェクトを推進しています。
また、既存の仕組みやプロセスをより良くするための継続的な改善も重要な役割です。チーム全体のパフォーマンスを高めるため、日々工夫しながら取り組んでいます。

Q. 幹部社員としてのお仕事や役割について、詳しく教えていただけますか?

関係者との対話を大切に、3チームを束ね、組織全体の成果を最大化する。

現在、私は3つのチームをマネジメントしており、それぞれ約10名のメンバーが所属しています。
各チームにはマネージャー(幹部社員)を配置し、日々の業務運営やメンバー支援を任せています。私は彼らとコミュニケーションを取り、チーム全体の方向性や優先事項を共有しながら、組織としての成果最大化を図っています。
また、現場の状況を正確に把握するため、チームメンバーや社内外の関係者とも対話する機会を設け、プロジェクトをリードしています。業務の進め方、課題、働きやすさなどをヒアリングし、必要に応じて仕組みやプロセスを改善しています。

Q. 幹部社員として、仕事をする上で大切にしていることは?

コミュニケーションで方向性を揃え、変化に強い組織を創造する。

幹部社員として、マネージャーやメンバーとコミュニケーションを重ねながらチームの方向性を揃え、周囲を巻き込みつつ前進させることを重視しています。3つのチームをマネジメントする中で、彼らと密に連携し、組織全体が共通の目標に向かって動けるよう意識しています。
また、変化の多い環境で成果を上げるためには、常にアンテナを高く保ち、現場の状況や業界動向を的確に捉えることが欠かせません。先を見据えて行動し、チームが安心して力を発揮できる環境を整えることで、柔軟かつスピーディに変化へ対応し、先手で行動できる組織づくりを目指しています。

Q. 富士通と出会ったきっかけは?

学生時代の研究が縁で富士通に。その後、SCMの奥深さに魅せられ現職に。

学生時代は数値シミュレーションを専攻しており、富士通のサーバー「PRIMEPOWER」を使う環境で研究していました。その経験から富士通の技術に触れる機会が多く、次第に興味を持つようになりました。

当初はソフトウェア開発職を志望していましたが、入社後に配属先の説明を受ける中で、製品やサービスがお客様に届くまでに多様なプロセスがあることを知り、その仕組みに魅力を感じ、現在の職務につながっています。

Q. 普段の働き方をおしえていただけますか?
また、テレワーク時と出社時の違いや工夫していることを教えていただけますか?

基本的にはテレワークですが、週に1度はチーム内のコミュニケーションを深めるために出社しています。私は視覚障がいがありますが、使いやすいツールやパソコン周辺機器を活用し、自分に合った工夫を取り入れながら業務を進めています。

テレワークの工夫

普段は、Windowsのユーザー補助機能「拡大鏡」を活用しています。また、より見やすくするために大きな外部ディスプレイも使用しています。

出社時の工夫

プリンターの画面が見づらい場合は、携帯用ルーペを使っています。以前は、単眼鏡で印刷物を確認したり、資料を拡大印刷して読むこともありました。しかし、コロナ禍以降はオンライン業務が中心となり、紙の資料を使う機会はほとんどなくなりました。
現在は、社給スマホから社内資料やTeamsに直接アクセスでき、画面上で簡単に拡大表示できるため、業務効率が大きく向上しています。

富士通では、時間や場所に捉われない自律的な働き方が可能です。私は、子育てをしながら仕事をしているので、柔軟な働き方ができる環境はとてもありがたいです。

一日のスケジュール

  • テレワーク時
8:00〜9:00 業務開始・メールやチャットの確認
9:00~12:00 会議、様々な報告資料のチェック、製品やサービス資料の査読など
12:00~13:00 昼休み
13:00~16:00 メンバーとの1on1、メールやチャットの確認など
(16:00~18:00) 育児(一時業務を中断)
18:00~19:30 打合せ資料作成など
  • 事務所出勤時
8:30〜9:00 事務所出勤、メールやチャットの確認
9:00~12:00 会議、様々な報告資料のチェック
12:00~13:00 昼休み(メンバーとともにランチ)
13:00~17:30 会議、メンバーとの1on1、メールやチャットの確認など

新しく仲間になる人たちへのメッセージ

社会や技術は想像を超える速さで進化し、求められるスキルや知識もますます高度化しています。障がいの有無にかかわらず、誰もがこの変化に適応し続けていく必要があります。

そのためには、「できない理由」を探すのではなく、「どうすればできるのか」 を考え続ける姿勢が欠かせません。

こうした前向きな姿勢が一人ひとりに根付くことで、チーム全体の力は大きく高まります。互いの強みと弱みを認め合いながら、共に挑戦し、成長し、未来を切り拓いていきましょう。

  • 掲載内容は取材当時のものです。