大学の同級生としての絆が支えた新天地への挑戦

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信頼できる友人や知人からの紹介を通じて転職する「 リファラル採用」は年々増えており、300名以上が入社しています。実際、どのようなきっかけで紹介されたのかや、転職活動中のサポート、転職後のリアルについて、紹介した側とされた側の両者に直撃インタビュー。リファラル採用の舞台裏に迫ります。

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紹介された人

中村 俊之
ジャパングローバルゲートウェイ/エンタープライズ&ファイナンスDivision
  • 工学部出身
  • 前職:デバイスメーカー
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紹介した人

前田 健太朗
Japanリージョン/ビジネスマネジメント本部/ビジネスイノベーション推進室
  • 農学部出身

偶然の出会いをへて、部活動を通じて親友に

Q. 早速ですが、出会いのきっかけから教えていただけますか?

alt中村さん

1年生のときには別々に友達もいて、お互いに面識はありませんでした。

2年生のときに友人の紹介で偶然、サイクリング部に同じタイミングで入部したことで知り合いました。前田さんの方はどちらかというと人見知りでしたが、合宿をきっかけに過ごす時間が増えると話す機会が増え、自然と仲良くなりました。

alt前田さん

学生時代は自分から人に話しかけるのが苦手でした。中村さんは部活のなかでも特に仲が良く、10 数人いる部員のなかでは一番の仲良し。

Q. しかしおふたりは新卒では別々の道を歩んだのですよね。

alt中村さん

私は電機系の材料開発が学べる研究室を選択したのですが、学んでいくうちにどんどん夢中になっていきました。そして2016年に大学で学んだ知識を生かしたいと、国内大手のメーカーに新卒で入社。その会社ではスマートフォンに搭載する電子部品の商品開発に携わっていました。

alt前田さん

一方で私は農学部でしたが、新しいことに挑戦したくてIT業界に絞って就職活動をしていました。2~3社から内定をいただいたのですが、最終的に富士通を選んだのは「新しいことにチャレンジできそう」というのが理由でした。

働き方のギャップから転職を視野に入れるようになった

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Q. 大学卒業後、社会人になってからも連絡を取り合っていたのですか?

alt中村さん

私がメーカーに入社したのを機に、北陸地方に引っ越しをしたので離れ離れになりました。でもお互いに同じオンラインゲームをしていたので、毎日のようにゲーム内のチャットで話していました。それに休暇を取得したときに帰京するたび一緒に遊ぶなど連絡は取り合っていたので仲がいいことに変わりはありませんでした。

Q. リファラル採用を利用するきっかけについて教えてください。

alt中村さん

新卒で入社した会社は本命でしたが、どの企業に入ったとしても“3年以内に一生働き続けるかどうかを決めよう”という期限を自分のなかで区切っていました。

そして実際に働き始めてみると、想像とギャップがあったのです。私は売り上げに直接的に貢献できる業務に取り組みたかったのですが、実際、入社した会社での業務は、良品率を上げていく業務内容であり自身の志向する業務内容とは異なりました。それにキャリアを描くという点では、魅力的な会社だし今まで経験が生かせるけど、将来の自分がどう活躍しているかイメージが持てない自分がいました。

Q. 将来の自分の活躍イメージが持てないというのはどういうことでしょうか?

alt中村さん

技術の機密性が高く、他社に転職をしようとしても培った知識を生かすことができないからです。いろいろな視点からこれからのキャリアを考えたときに、新しいことに挑戦できるIT業界に進んだ方がいいのでは?と考えるようになりました。3年に区切った理由は第二新卒の扱いでなくなれば、転職先の選択肢の幅が狭まると考えたからです。

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Q. 転職エージェントを通じた転職活動はいかがでしたか?

alt中村さん

2018年10月に転職を決めたときにいきなりリファラル採用を頼むことはせず、転職エージェントに登録して自力で転職活動していました。優先順位を決めた後にある程度、自分の考えがまとまった段階で相談しようと考えていました。自分の希望を言語化してコンサルタントに伝え、いくつか会社を紹介してもらいました。ちょっとした軌道修正はありましたが、寄り添ってくれるタイプの方でしたね。

Q. 新卒のときと比べて、会社選びの優先順位は変わりましたか?

alt中村さん

優先順位は、1.新しいことに挑戦できること 2.直接売上貢献できる業務 3.ライフスタイル でした。新卒では仕事重視でプライベートは二の次にしていましたが、実際、社会人になってみて仕事だけでなく、日常生活も大事だと実感しました。

alt前田さん

私は入社した3年間は運用保守の部署に在籍していました。長時間働くハードな部署でしたが、一緒に働いていた協力会社の仲間たちと過ごした時間は楽しかったです。実際に手を動かすこともできたので若いうちにスキルを磨くのに最適な現場でした。当時、新人だったのにも関わらず、マネジメントの面で期待されていたこともやりがいにつながりました。ポスティング制度を利用して、現在の部署に異動しましたが、このときに得られた知識やスキルはかけがえのないもので今の業務にも役立っています。

親友の経験や知見が大きなサポートになった

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Q. いつごろから前田さんに転職活動の相談をされたのですか?

alt中村さん

転職活動を始めて2カ月たったころ、12月上旬くらいから相談するようになりました。大学で情報処理について学んだことはありましたが、IT業界の知識はゼロでした。知識がまったくないなかで、前田さんには「どういう資格を持っていると有利なの?」みたいなことを聞きましたね。

alt前田さん

そういえば、確かクラウドのAWS系の資格取得をおすすめしましたね。

alt中村さん

現場を知る、信頼できる親友がいることは、業界を知らない私のような立場からすると、とてもありがたい存在でした。信頼できる人に聞きたいことを根掘り葉掘り聞けることは本当に大きかったです。例えば、“社風”は企業体質が一番わかりやすく出るところだと思うのですが、社風についてもいろいろと質問できました。

ちょうど私が転職活動を始めたころは世のなかでの働き方が変化している過渡期でしたが、富士通での実態についてもいろいろと質問できたので良かったです。

alt前田さん

新型コロナウイルス感染症が発生した後、一気に在宅ワークが進みました。会社組織としては大きいけれど、フットワークが軽いのです。新しいものに対する許容度が高いところは中村さんにも話しました。

alt中村さん

ほかにも富士通のリファラル採用のサイトでは求人一覧がずらりと並んでいてどれに応募したらいいのか迷います。でも業務内容だけでなく、生活全体について前田さんから話が聞けたのでその点も参考にして応募職種を決めました。

Q. 前田さんがいることで富士通を優先したいという思いはあったのでしょうか?

alt中村さん

決して優先したいと思っていたわけではありません。でも信頼できる親友から話を聞けたことで安心感から無意識のうちに優先順位が上がっていた一面はあるかもしれません。

信頼できる相手に根掘り葉掘り質問できた

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Q. リファラル採用に応募してから、前田さんからどんなサポートを受けたのでしょう。

alt中村さん

転職活動をするにあたり、社風などを軸に転職先の希望群を作りました。前田さんには自分の受け答えがIT業界での面接で正しい回答だったのか、それともNGだったのかというような相談をしていました。

alt前田さん

面接前には「IT業界ではどういうことを質問されるの?」「こういう準備をしているけど大丈夫?」というような質問を受けました。それに新卒での年収やボーナスなど、そのまま正直に伝えました(笑)。

リファラル採用が始まった後にはリファラル採用専用の社内アプリがあって、面接に受かると紹介した側にも通知がきます。「合格」の連絡がきたときにはうれしかったです。

alt中村さん

ありがとう。そうだったんだ。最終面接の相手は所属部署の課長と部長でしたが、気さくにいろいろな話をしてくれたので好印象でした。面接では変に知ったかぶりをしないように十分、注意しました。システムの要件定義が大事というような事前に学んだ知識はありましたが、私の場合、実際の実務経験はありません。ですから誤解を招くような話し方はできる限り避けました。

alt前田さん

最終面接を終えた後、面接官が「 話しやすい人だった」と聞いて安心しましたね。

年齢を重ねれば重なるほど深まる絆

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Q. リファラル採用を活用して良かった点があれば教えていただけますでしょうか?

alt前田さん

私には仲の良い同期入社の仲間がほかに2名います。そこに中村さんが加わって、4人で遊ぶようになり、仲間の輪が広がりました。

ほかにも社内の細かいレベルで仕事の相談ができるようになったことはありがたいです。学生時代の仲間の延長という感じで何でも気軽に相談できる相手ができました。

alt中村さん

転職活動中にサポートしてもらえたことはもちろん、それ以外にもメリットがありました。中途入社の場合、一般的にはゼロから人間関係を構築しなければなりません。でも同期2名を紹介してもらい、4人組で遊ぶなかで自然と働き方について話が聞けました。そして何よりも友人が増えたことで私生活が楽しく充実したものになりましたね。

Q. 現在、仕事のなかでコミュニケーションを取ることはありますか?

alt前田さん

私の部署では新しいテクノロジーに触れるチャンスが多いので、中村さんの部署で使えそうなものがあればすぐに紹介します。

alt中村さん

上司から「どうしてもうこのツールを知っているの?」と驚かれることもあります。

Q. 働き方はどうなのでしょう?

alt中村さん

リモートワークが基本です。ただ私はデータセンターでの立ち合いのために現場に行く機会も多いですね。

alt前田さん

チームメンバーの仲がいいので週に一度、オフィスに集まりランチをしたりしています。

alt中村さん

前田さんとはいいことも悪いことも率直に話せる関係で大切な存在です。余計な気を遣うことなく、話ができる相談相手がいることは幸せです。これからも長く付き合っていけるとうれしいです。

alt前田さん

うれしすぎる褒め言葉です。皆さんも大切な友人や知り合いがいれば、ぜひリファラル採用を活用していただきたいです。

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本日は貴重なお話をありがとうございました!

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