社会に貢献している喜びと誇りとともに
スパコン開発を通して自己実現を図りたい

Q. 私にとってのpurpose

「未知の探究」「価値の創造」です。

小さい頃から絵や工作などのものづくりが好きでした。興味を持ったものは突き詰めないと気が済まない性格です。

今の趣味は将棋とギター。将棋は四段で、ギターはYouTubeで動画配信をしています。博士課程にも在籍しており、数学を専攻しています。また、情報処理技術者をはじめとした国家資格を4つ取得しました。

「こうするのが当たり前」というブラックボックスが嫌いで、納得がいくまでつまびらかにするようにしています。勉強するのが趣味といっても過言ではなく、未知の分野を探求することは私にとってとても大切なことです。

また、大好きなものづくりを通して世の中に新しい価値をもたらしたいという思いが強いです。富士通という大企業でしか作れないものを作りたいと考えていますし、それができている現状に満足しています。

Q. 今取り組んでいる業務

2020年までは「富岳」のプロジェクトに携わっていました。現在は次の業務として、次世代グリーンデータセンターの開発に関わっています。

グリーンデータセンターとは、環境への影響を最小限に抑えながら最適なエネルギー効率を実現したデータセンターのこと。DXの進展により世界の通信量は驚異的なペースで増えると予想されており、データセンターは大型化し、消費電力も増大しています。そのため、省電力のデータセンターが求められているのです。

もうひとつは、ポスト「富岳」の実現に向けた調査研究。
幅広いアプリケーションに対応する「富岳」の特性も継承しつつ，AIやデータ解析のアプリケーションにより強いコンピューター作りを目指しています。
2030年頃の実現化に向けて、数十人規模でプロジェクトが動いています。

もともと、スーパーコンピューターの開発がしたくて富士通に入社しました。「富岳」もそうでしたが、これほどやりがいのある仕事はなかなかないと思っています。日本を代表するコンピューターを手がけられることは、喜びであり誇りです。

Q. 担当業務×My purpose

修士の専門分野は集積回路の劣化現象の研究でしたが、スーパーコンピューターに携わりたいと富士通を選びました。就職活動では富士通しか受けず、面接で「大学の研究とは全く違う分野だけど大丈夫？」と聞かれたのですが、好奇心で「挑戦しよう！」と思い、入社することになりました。

パーパスに「創造」を設定したように、ものづくりが好きで、最後に形になったものを眺めたいという思いが強いです。これはスーパーコンピューターの開発にも通じており、業務を通じてパーパスが達成されていると思います。

仕事であれ趣味であれ、資格や学位など客観的な物差しで自分の実力を測りたいほうです。また、これらを得ることで達成感も得ています。

Q. Fujitsu×My purpose

富士通には、スーパーコンピューターを開発できる技術力と組織力があります。スーパーコンピューターは創薬や新素材の開発に必要なものであり、社会から必要とされているものへ貢献できている喜びがあります。

また富士通には、社会課題を解決したいという目標や、イノベーションに対する高い理念があります。これらを目的としている企業にいることの誇りもあります。

会社が進める改革としては、Work Life Shiftが大きな影響を与えています。もともと朝の通勤ラッシュに耐えて仕事をしに行くのは非効率だと思っていました。テレワークが中心で、現在は月に2回ぐらいしか出社していません。

テレワークであっても上層部が一般社員と交流できる場があり、コロナ禍前よりも距離が近くなったと感じています。

Q. 未来×My purpose

学び、得た知識や技術を業務で形にできるよう、強く意識するようになりました。

日頃の業務に追われていると、何のために仕事をしているのかという部分がおろそかになりがちです。時折思い出して初心に返るようにしています。

Q. 未来の仲間にメッセージ

富士通は多様性を大切にしており、どんな方でも受け入れる懐の深さがあります。富士通はブラックではないので（笑）、噂に惑わされずやりたいことを貫いてください。

日々の業務を懸命にこなすことは大切ですが、それだけでなく自分を高めて「なりたい将来像」に近づくことも大切です。仕事を続けているからエキスパートになれるわけではありません。努力してエキスパートになれば、仕事により貢献できるのです。自分を高めることが好きな人と一緒に働きたいと思っています。

富士通には、個人の学びや成長に対する理解や支援があり、職場として充実しています。会社を上手く使うような気持ちで一緒に頑張りましょう。