デジタル時代におけるIT部門の役割変革を目的に顧客の課題を言語化し、組織変革に伴走する

富士通株式会社は、2024年に掲げたコンサルティング事業ブランド「Uvance Wayfinders(ユーバンス ウェイファインダーズ)」を拡大するために、コンサルティングスキルを有する人材を、2025年度までに1万人規模に増員する計画を発表しています。重点領域の1つであるIT value transformationの強みや業務のやりがいについて、Global Customer Success BGの2名にお話を伺いました。

出典:ビズリーチ 公募ページ「富士通株式会社」(2024年10月31日公開)より転載新しいウィンドウで開きます

顧客が持つIT機能を変革し、事業部門に新たな価値を提供

Global Customer Success ビジネスグループ/伊藤 英紀
Global Customer Success ビジネスグループ/中谷 仁久

Q. はじめに、IT value transformationのコンサルティングビジネスの概要についてお聞かせください。

伊藤 英紀氏

伊藤:昨今、社会課題が多様化・拡大するなかで、企業は自社内の課題にとどまらず、社会全体の問題解決に取り組むことが求められるようになりました。そうしたなか、お客様ご自身も、社会課題の解決に向けて何をすればよいか答えを見いだせない状況にあります。当社はお客様の課題を言語化したうえで、そのテーマに従い最適な解決策を提供するコンサルティング事業「Uvance Wayfinders」を推進しています。

そのなかでわれわれIT value transformation(以下、ITVT)は、企業の価値変革を支援し、あらゆるものをサステナブルな方向に前進させ、「Uvance」への道を切り開くことを使命としています。

中谷:これまで企業は、PCやネットワーク、サーバーといったITツールやデータを活用して業務効率化を図ってきました。しかし近年、こうしたシステムを自社で構築するのではなく、クラウド上で構築していこうという動きにシフトしています。

また、グローバルスタンダードなシステムサービスの適用やSaaSサービスの利用などが増え、業務部門の要求に基づきシステム構築するだけでは求められる役割を果たせなくなっています。

従って、企業のIT部門は他社との差別化を図るために、自社の事業部門に対し新たな価値提供ができる組織へと変革を遂げる必要があります。富士通は自ら組織変革を実行した経験と、かつこれまでお客様のITの仕組みを構築していくなかで蓄積してきた事例をもとに、企業の変革を支援しています。

Q. 具体的にどのような役割を担っているのでしょうか。

伊藤:大きく4つの役割があります。

1つ目は、顧客のIT部門全体の変革を促すこと。IT部門そのものの役割や組織のあり方、業務部門との関わり方などを、当社が伴走支援します。

2つ目は、テクノロジーカンパニーとしてお客様の業務を高度化していくこと。富士通が得意とするAIや量子コンピューティング、HPC(ハイパフォーマンスコンピューティング)、データアナリティクスやデータサイエンスなどのテクノロジーをお客様の業務に適用し高度化します。

そして3つ目が、レガシー資産を刷新し、モダナイゼーションを促すことです。多くの企業では既存システムにおいてハードウエアやミドルウエアを刷新する必要が生じています。システムだけでなくプロセスの部分までモダナイゼーションを促し、付加価値を生むためのコンサルティングを展開しています。

最後4つ目が、運用保守です。システムが本格稼働した後、運用と保守をしなければなりません。その変革も含め支援するのがわれわれのコンサルティングサービスです。

Q. ITVTの強みや競争優位性を教えてください。

中谷:富士通はITサービスの提供を仕事とする一方で、当社自身、国内だけで7万人の従業員を抱える企業として、自社の変革に積極的に取り組んできました。これだけの規模の変革を自ら行った経験は大きな強みであると考えています。

ITに関しても、システムやソフトウエアを作るだけでなく、ハードウエアの製造やクラウドへのシフトなどを経験していますし、先進的なテクノロジーを研究するR&Dの機能も持っています。企業の仕組みやデジタル環境についての知見には、一日の長があるといえるでしょう。

伊藤:もう1つ加えると、われわれは国内で1、2を争う非常に大きな顧客基盤を有するITベンダーです。この強い顧客基盤、営業力をコンサルティングとうまく融合することで、他社との差別化を図っています。

コンサルティング人材を1万人に拡大。人が「資産」になる組織へ

Q. 組織を今後どう成長させていくか、今後の展望についてお聞かせください。

中谷 仁久氏

伊藤:所属するコンサルタントが製造業や流通業、金融業、公共事業などさまざまな分野で身につけたスキル、経験を結集させ、顧客の課題解決に貢献していきたいです。

人的資本経営の観点からは、システムエンジニアを単なるリソースではなく、付加価値を持ったアセットに変えられるよう、コンサルティングの能力や高いスキルセットを持った人材を数多く輩出し、富士通そのものの価値を向上させたいと思っています。

中谷:事業を拡大するためには、コンサルティング人材を増やすことに加え、単価を高く維持すること、稼働率を高めること、この3つのかけ算がキーになると考えています。

コンサルタント人材の増強は、内部人材の育成はもちろん、外部人材の登用が喫緊の課題です。また、単価の維持については、それに見合った価値を社員一人ひとりが身につける必要があると考えています。個々の成長を促すことで、同時に組織としての価値向上を目指したいです。

そしてもう1つ、お客様からの要望に従って動くだけでなく、お客様の要望を先回りして把握し、こちらからオファリングをしていくことで、お客様への価値提供機会を増やしていきたいと考えています。

大手企業アカウントを担当。難度の高いプロジェクトを成功に導く

Q. お2人が現在進めているプロジェクトについてご紹介ください。

伊藤:ある大手製造業のお客様のラージアカウントを担当する組織の責任者として、営業職約100名、システムエンジニアやプロジェクトマネージャー約400名を率いています。

中谷:私は伊藤さんが率いているビジネスユニットのなかで、メンバーをリードして自組織のビジネス変革の推進やコンサルティングビジネスの実施、Uvanceを含めた変革の提案を進めています。

例えば、同顧客において、コーポレートならびに各事業のIT部門に対し、IT部門そのものの変革やITを活用した事業貢献の提案、ガバナンスの整備やレガシー化したハードウエア、アプリケーションなどの刷新を進めた例があります。

また、IT部門だけでなく事業部門の変革にも携わっています。例えば製品の設計で用いるCADを3DCADに置き換えるプロジェクトでは、IT部門の担当者の方とともに事業部門に対して3DCADの仕組みやそれを活用することで得られる効果、社内外の業務、データをシームレスに連動させるうえでの必然性を上通認識化し、業務を含めたデジタル変革を推進しました。

Q. これまで担当されたプロジェクトで印象に残っているものがあればお聞かせください。

中谷:ある大手事業会社様のIT部門を変革したプロジェクトです。この企業には、コーポレートの戦略を考えるIT部門もあれば、複数のIT子会社、各事業部門内にもIT部門がありました。それぞれの会社やITの部署によってIT戦略のベクトルが異なるので、合意形成が非常に難しく、利害関係などの調整も必要でした。

全員の意見をくんで中立の意見を採用しようとすると、軸がぶれる可能性があるので、明確なゴール設定をして、丁寧にコミュニケーションをすることで乗り越えました。

私たちがご支援するお客様は大手企業が多く、複数のステークホルダーがいるプロジェクトほど、難度も高くなります。トップが独断的に意思決定するプロジェクトの場合は、進行が滞ることはありませんが、その物事の進め方が正しいのか常に疑問を持ちながら進める必要があります。

一方、複数の人の意見をバランスよく取り入れようとすると、スピード感が出にくい側面も。一長一短がありますが、コンサルタントとして入る私たち自身が軸をぶらさないように進めることを大切にしています。

自分のした仕事が顧客企業の「変革」につながるおもしろさ

Q. 上記のような仕事を通じて感じるやりがい、醍醐味をお聞かせください。

中谷:机上で、データをもとに「これが正しい」と答えを導くのではなく、ステークホルダーと丁寧にコミュニケーションし、データを駆使して実際に物事や人を動かすことができる点に非常にやりがいを感じています。

経験も知識も、バックボーンも違う方たちと対話をすることで自分の経験値が増えることにもワクワクします。もちろん大変なこともありますが、自分の仕事が企業の変革につながる経験は何物にも代えがたく感じます。

伊藤:私はCxOや各事業会社の社長など経営者層と対話をする機会が多いのですが、経営者層が今何を重視して企業経営を考えているのか、そこに直接触れることで次の一手を打つ際のヒントになります。経営層が経営変革についてどう考え、そのために事業をどう変えていきたいかを俯瞰的に見たうえで、コンサルティングあるいはものづくりのどちらに落とし込んでいくべきか、最終目的をぶらさずに最適解を見つけていく点に醍醐味を感じています。

Q. ITVTで活躍するためにはどういった素養が求められますか。

中谷:次に何をすべきか自分で問いを立て、その問いを解くための手順を考えられることが大切になります。実際に、プロジェクトの目的やゴールを意識し、そのためにどんな作業をすればよいかを組み立てられること、目的意識と自分の意見を持てること、自分の意見を持ったうえで、独善的にならず人の意見を聞けること、この3つを実践できる人が活躍されると思います。

伊藤:富士通には失敗を恐れずとにかくやってみようという社風があります。今後入社いただく方にも失敗を恐れず、オープンマインドで積極的にチャレンジしてほしいです。

中途採用で入社したメンバーのなかには、前職でIT部門にいた人、ビジネス領域や販売・物流領域で業務変革を担当していた人など、さまざまなバックグラウンドを持ったメンバーがいます。変革のマインドと、自ら業務に飛び込んでいく積極性があれば、活躍できると思います。当社が用意する育成コースでスキルセットを高めることも可能です。

富士通のコンサルティング事業「Uvance Wayfinders」はスタートしたばかりで、新卒入社・中途入社問わず、誰もが自らをアップデートし、リスキリングしていくフェーズにあります。

昨今は中途採用でさまざまな分野のエキスパートが入社しており、富士通の文化は良い意味で「ディスラプション」が起こっています。刺激的な環境で、コンサルタントとしてのキャリアを磨いていきたい方はぜひ参画していただけたらうれしいです。ご応募をお待ちしております。

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