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グローバルに展開する、富士通流SAP/Salesforce/ServiceNow
「Fujitsu Uvance(フジツウ ユーバンス)」を掲げ、事業と組織の大変革を進める富士通株式会社。なかでも加速度的に成長するBusiness Applications領域では、「SAP」「Salesforce」「ServiceNow」から頭文字を取った「3S」に注力しています。3Sを担うコンサルタントを募集するにあたり、事業の強みや展望、仕事の魅力について、各事業部のリーダーにお話を伺いました。
出典:ビズリーチ 公募ページ「富士通株式会社」(2024年8月22日公開)より転載
SAP, Salesforce, ServiceNowの連携で実現する真の課題解決
SAP事業部 シニアディレクター/北澤 誠
Q. はじめに、富士通における「3S」の位置づけと、そのなかでSAP事業が担っている役割を教えてください。
富士通では、社会課題解決を目的とした事業ブランド「Fujitsu Uvance」を掲げ、7つの重点領域に取り組んでいます。その一つであるBusiness Applications領域を担っているのが、「SAP」「Salesforce」「ServiceNow」3つのグローバル標準のビジネスプラットフォームをベースにした3Sです。グローバル規模でデファクトスタンダードであり、かつベストプラクティスを豊富に備えている3Sを活用することで、昨今の急速な市場環境の変化に適切に対応します。
私がシニアディレクターを務めるSAP事業部では、クライアントの課題解決に向けた最適なSAPソリューションの企画から提案、導入、活用支援までを一気通貫で担っています。「クライアントがいかに効率的に導入できるか」を重視して業務の標準化や自動化の企画を進めたり、SAP導入後の効果を測定しつつ、SAPを最大限に活用するためのサポートを行うことも私たちの役目です。
同時に、複数のお客様にサービスを提供するなかでの気付きや課題をもとに、次のオファリングを企画するといったサイクルも重視しており、富士通ならではの提供価値を創出しています。
Q. SAP事業における富士通ならではの強みはどこにありますか。
富士通はここ日本がヘッドクオーターであるため、自分たちで考えた戦略や施策をグローバルに展開できる点に強みがあります。マネジメントや品質に重きを置く日本でのサービスを、コストを抑えながらグローバルに展開することができています。
そしてSalesforce社やServiceNow社と連携して共同提案が行えることも、当社の特徴です。近年ではお客様が抱える課題も高度化・複雑化しており、SAP単体では解決できない課題も増加しています。そこで、富士通が持つあらゆる選択肢を活用した複合提案を行っています。特にSalesforceとServiceNowは3Sという一つの枠組みのなかで密に連携しているため、それぞれの得意・不得意を把握したうえで、お客様の課題やニーズに沿った最適なソリューションを提供できます。
SAP アワードを受賞。富士通AI×SAPで生み出すオファリングとは
Q. 「SAP AWARD OF EXCELLENCE 2024」で富士通が2部門を受賞しました。SAP社のパートナーとしてどういった点を評価されたのでしょうか。
評価いただいた理由としては、富士通がこれまで長年に渡り培ってきた、ミッションクリティカルシステムの構築・運用ノウハウやケイパビリティーが挙げられます。その結果、富士通は日本企業で初めてRISE with SAPのプレミアムサプライヤーとなりました。また、SAPドイツ本社に対してSAPの新しい製品やソリューションの企画を提案する場もあります。ここに、「富士通の知見やノウハウをもとにアイデアを出してほしい」という、SAP社の期待が表れていると思います。
富士通は世界各地に研究所を有しているため、先端技術とSAPのソリューションを組み合わせた実証研究も進めています。目下取り組んでいるのは、SAPとServiceNowと富士通のAIプラットフォーム「Fujitsu Kozuchi」を組み合わせた新しいオファリングの検討です。
Q. SAP事業をはじめ、3Sではコンサルティング領域の拡充を図っています。新しくコンサルタントを募集するにあたり、求める人物像を教えてください。
富士通には、オファリングの企画業務を通して自分自身で新しいビジネスを生み出し、グローバルで実践する機会が多くあります。会計やロジスティクスなどの領域の知識やスキル、プロジェクトマネジメントに関する経験に加えて、サービスの企画開発やグローバルに広めた経験のある方であれば、SAP事業で大いに活躍していただけるでしょう。
当社では誰もが平等にチャレンジとプロモーションのチャンスを得られます。20代で新規事業の企画やプロジェクトマネージャーに抜擢されるメンバーもいれば、3Sの事業部長や本部長にキャリア入社者が多くいるように、年次や社歴を問わず活躍できるフィールドです。3Sに新しい風を吹き込んでくださる、熱意ある方とお会いできることを楽しみにしています。
Salesforce社との強固なパートナーシップで、新たな市場を開拓する
Salesforce事業部 事業部長/植木 誠二郎
Q. 富士通のSalesforce事業部では、どのようなコンサルティングサービスを提供していますか。
富士通はSalesforce社と20年以上にわたる強固なパートナーシップを構築しており、国内外で1,000を超える豊富な導入実績を有し、長年お客様のビジネス価値向上を支援し続けてきています。コンサルティングサービスとしては従来Sales CloudやService Cloud導入を中心に行っていましたが、昨今のSalesforce社のサービスラインアップ拡大の動きに伴い、現在はIndustry CloudやData Cloud、MuleSoftなどにも対応しています。
また、2023年11月にSalesforceのMA領域(=Markething Automation)において国内屈指の実績を持つtoBeマーケティング株式会社が富士通グループに参加しました。このように日々ケイパビリティーを拡大しつつ、Salesforceの運用定着化やSalesforceの機能を最大活用して課題解決に導くためのコンサルティングを提供しています。
Q. 富士通のケイパビリティーが発揮されたプロジェクト例を教えてください。
現在進行形ですが、海外で事業展開している日系製造業のお客様のプロジェクトが挙げられます。日本で導入済みのCRMを海外拠点に展開するプロジェクトで、日本ガバナンスのもと海外拠点のビジネス基盤を高度化することが求められます。
海外でサービス提供するには、ガバナンスやセキュリティ、商習慣の違いなどがさまざまな困難がありますが、だからこそこれまでグローバル案件を多く手掛けてきた富士通の知見とアセットに対してお客様から大きな期待を寄せられています。
「ユースケースがなければ、富士通社内で作り出す」全社に根付くチャレンジ精神
Q. 富士通はSalesforce社の「Partner Summit Tokyo 2024」でJapan Partner of the Year(Consulting Partners)を受賞されています。どのようなパートナーシップを築かれているのでしょうか。
富士通は、これまで業界に先駆けてSalesforceの新しいユースケースを生み出し、新たな市場開拓に貢献してきました。例えば、「Salesforceの生成AIはコンタクトセンターで十分な成果を発揮できるのか」を確かめるべく、社内で実証実験を行ったことがあります。当時はまだ国内に生成AIの情報が少なく、かつ英語環境のまま検証を進めたのですが、そこで判明した業務改善の実効果を具体的な数値とともにSalesforce社のイベントで発表したところ、国内外で大きな反響がありました。富士通グループ内で自らユースケースを生み出せるのは当社の強みですし、市場やSalesforce社から評価されている点だと思います。
Q. Salesforce事業のコンサルティング領域における、求める人物像を教えてください。
引き続きSalesforceの新たな市場を自ら創造していきたいと考えているので、新しいことに積極的にチャレンジできる方を歓迎します。また、これまでのお客様向けのコンサルティングサービスや社内実践で培った知見・経験をオファリング化し、国内外に広く提供するなかで、日本にいながらグローバルな仕事を手掛けられます。こうした点に醍醐味を感じてくださる方にぜひご応募いただきたいです。
目指すは、ServiceNowオファリングのグローバルNo.1
ServiceNow事業部 事業部長/山口 肇
Q. 富士通のServiceNow事業部におけるコンサルティングサービスの特徴を教えてください。
お客様の目的や戦略に沿ったServiceNow導入支援に加え、導入後の活用状況、当初目標の達成度合いを継続的に評価し、改善に向けた施策提言および、AI等新技術を活用した新たなユースケースのご紹介など、お客様のROIを高めるために、継続的な変革を伴走型で支援しています。
2022年7月には、アジア太平洋地域最大のServiceNowのコンサルティング会社であるEnable Professional Servicesを買収し、このサービスをより一層強化しています。現在特に注力しているのは、継続的な改善やROI最大化を支援するアドバイザリーサービス「Fujitsu Customer Advisory and Support Excellence(CASE)」の拡充です。
Q. CASEのプロジェクト事例としてどんなものがありますか。
ある金融系のお客様の事例があります。ServiceNowを導入したものの年2回のバージョンアップへの対応に苦心されていたため、当社のCASEを提供することになりました。バージョンアップやセキュリティリスクへの対応を進めつつ、将来的にはお客様社内で運用保守業務が完結できるように内製化支援も行うことで、お客様の真の課題解決を図っています。現在は、お客様と一緒にServiceNowのガイドライン策定を進めています。
Q. ServiceNowのコンサルティング領域における富士通の強みを教えてください。
第一に、当社自身が2011年からServiceNowを活用し、蓄積してきた実践知が強みです。ServiceNow活用における成功談はもちろん、失敗談も多くあり、どんな苦労をどのように工夫して乗り越えてきたのかというエピソードを盛り込むことで、お客様に説得力のある提案ができています。特に失敗談については、お客様も大変興味深く聞いてくださいますね。
第二に、ServiceNowのコンサルティングを10年以上手掛けてきたEnable Professional Servicesのメンバーと、ワンチームでコンサルティングを提供できる点が挙げられます。実績と知見はもちろん、アジア太平洋地域に強いネットワークを持っており、富士通の大きな強みなっています。
第三に、ServiceNow社との強固な戦略的パートナーシップです。特にServiceNow社のImpactというカスタマーサクセスを支援するサービスと、当社のCASEを組み合わせることで、お客様の価値最大化に向けた共創活動をServiceNow社と共同で行っています。
各業界の課題を解決するユースケースを展示する「Innovation Center」開設へ
Q. ServiceNow事業における今後の展望を教えてください。
2024年5月に発表した、ServiceNow社との戦略的パートナーシップを軸に事業基盤強化の施策が加速しています。代表的な取り組みとしては、現在ServiceNow社と進めている「Fujitsu-ServiceNow Innovation Center」の開設があります。
Innovation Centerでは、ServiceNow社と当社の最先端技術を組み合わせた各業界の課題を解決するユースケースを展示し、お客様に提案できるようにしています。例えば製造業のお客様であれば、Fujitsu Kozuchiの骨格検知技術とServiceNowを組み合わせることで、工場で危険な区域に侵入している人を自動で検知してアラートを上げたり、作業手順を間違えた際にアラートを上げて改善プロセスを回すといったユースケースが考えられます。こうしたケースや、先の当社自身のServiceNow活用における工夫・苦労のご紹介など、お客様が抱える経営課題や業務課題をどのように解決できるかをディスカッションできる場にもしていきたいですね。
Q. どんな方と一緒に働きたいですか。ServiceNow事業部の求める人物像を教えてください。
私たちは、ServiceNowにおけるグローバルNo.1、かつ最も称賛されるパートナーであることを目指しています。このビジョンに共感し、共に奔走してくれる熱意ある方を仲間に迎え入れたいです。
当社はServiceNow社とEnterprise Training Agreementを締結しており、ServiceNow関連スキルを習得するための教育や資格を受験し放題ですし、高度専門職系人材処遇制度による待遇も充実しています。また語学力を身につけることで、当社の海外拠点で活躍することも十分可能です。ServiceNowのスキルを極めてグローバルに活躍できる環境ですので、自分自身をアップデートしていける成長意欲のある方のご応募をお待ちしています。
富士通「3S」の今後の展望と、コンサルタントとして描けるキャリア
このように、富士通のBusiness Applications領域では社会課題と向き合い、SAP社やSalesforce社、ServiceNow社といったグローバルパートナーと強固な連携を図りながら、3Sビジネスを軸に事業展開しています。
社会・ビジネス環境の変化やテクノロジーの進化が激しい今、お客様の真の課題解決には、適切に3Sを導入するだけでなく、導入した3Sをさらに活用し事業成長につなげるためのプロアクティブな提案ができるコンサルティングや、カスタマーサクセスに向けたマネジメントサービスの提供が欠かせません。こうした取り組みを牽引してくれる新しい仲間を募集しています。
富士通には、SAP, Salesforce, ServiceNowの各事業部が非常に近い距離で連携しているからこその強みがあります。富士通の3S事業を通して、日本に、そしてグローバルに、われわれと一緒に大きなインパクトを与えていきませんか。
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