社員の声が届き、変化できる会社。
だから私は富士通に戻った

Enterprise事業本部 / 尾崎 麻希

Q. 新卒で富士通に入ったきっかけや決め手、入社後の業務について教えてください。

ある就職フェアを訪れたとき、富士通に出会いました。富士通の企業ブースは、キラキラしていて、当時、面接してくれた人事担当者がすごくすてきな人だったのを今でも鮮明に覚えています。その人事担当者から「この会社で何をしたいの?」などといろいろと質問していただく中で、当時はまだ進みたい道が見つけられていないと実感。普通ならそこで落とされて終わり、ですよね。でもその人事担当者は違いました。私に宿題を与えて、4度も面接していただき、最終的には採用してもらったのです。根気強く向き合ってもらったことに今でも感謝しています。

入社後は文教統括営業部に配属され、6年間、都内にある国立大学や私立大学で使用するシステムの営業業務に従事。若手だったこともあり、全力で働いていたので体調を崩してしまったことも。そこで自分の人生を見つめ直したいと、海外の大学で学んだ経験を生かして、オーストラリアで日本語教師として働くために日本を飛び出しました。

Q. 未経験の業界に転職した後、なぜカムバックしようと思われたのでしょうか。

帰国後、外資保険会社のグループ企業に入り、営業・カスタマーサービスとして10年間勤務していました。

ちょうどコロナ禍の時に妊娠、出産して、育休産休を取得した後、職場へ復帰。子育てと仕事の両立をしようと、私の実家近くに引っ越しました。でも引っ越ししたことで職場から遠くなり、時短勤務をせざるを得ない状況になりました。小さな子どもがいるということで周囲から支援していただける一方で、マミートラック※1に陥りました。子どもがいることで出張に行けなくなるなど、自分のキャリアにブレーキがかかったように感じ、焦りました。その状況に加えて、外資保険会社ではコロナが落ち着くと、再び、出社するように促され、どうすれば自分が思い描くキャリアを積んでいけるか悩むようになりました。

そのころ私はオンライン中心のビジネスコミュニティーに参加していたのですが、メンバーの一人が本を出版するということでパーティーが催されました。そこで現在、富士通の上司になった人と偶然、出会い、悩みについて話をしたところ、「じゃあ、富士通に戻ってくれば?」と声をかけられたのです。コロナ以降、リモートワーク環境が整ったことを聞き、家庭との両立を考えると、富士通なら自分のキャリアや可能性を狭めることなく、挑戦ができるのではないかと戻ることを決めたのです。また、実際に私に声をかけてくれた現在の上司が、子育てしながら営業の女性幹部社員だったことも決断への大きな後押しとなりました。

Q. 現在の担当業務について教えていただけますか。

私は現在、製造業のお客様を担当しています。最初は製造業の業界知識もありませんでしたし、富士通の製品も以前とは大きく変わっていました。そういう意味ではゼロからのスタートでした。チームは顧客のSAPグローバル展開など、大きなプロジェクトが動いています。その中で私は、LOB(Line of Business)※2の新規開拓に関わることが多く、短期的な売り上げというより、中長期的なアプローチを考えながら進めているところです。

最初はわからないことばかりでしたが、お客様と直接やりとりをする機会が増えたのでやりがいも感じています。業務知識が増えれば増えるほど、面白いですね。
特に製造業のクライアントに対しては、ただシステムを入れるだけではなく、どうやって業務を最適化できるかを一緒に考えていくことが重要です。SAPの導入だけではなく、その後の運用までしっかりサポートしないと、本当の意味でのDXにはならないのです。

Q. 戻ってくる前と比べて富士通は変わりましたか。

富士通での制度や組織などはとても変わった印象があります。「Anytime,Anywhere(いつでもどこでも)」働ける環境になったことで、リモートワークができるようになり、それぞれのライフステージや仕事によって柔軟に働けるようになりました。また、ポスティング制度なども活発で組織の風通しも変化したように感じています。

一方で女性幹部の比率は上がっていますが、もっと根本的な働き方を見直さないと本当の意味での改革につながらないのでは?とも思う部分もあります。。

カムバックしてわずか半年で幹部登用試験を受けるチャンスをもらえたことなど私自身も驚いていますが、いろいろなことにチャレンジできる環境があるのはとても魅力的ですね。

Q. これから富士通でどんなチャレンジをしたいですか。

今の仕事はすごくやりがいがあるので、チームメンバーの強みをそれぞれに生かし、良い意味で強いチームを作っていきたいです。

そして、どこにいても自分らしく働ける環境を作っていきたいです。これから女性がキャリアや子育てなど、やりたいことをあきらめることなく、自分の道を進んでいけるように私自身も社会に働きかけていこうと思います。富士通のいいところは、意見を言うことで変わっていく可能性がある会社だということです。富士通であれば、社会へのインパクトも生み出せる、その可能性を信じて、私もキャリアを重ねていきたいです。

  • ※1:
    マミートラック…女性社員が産休や育休後に職場復帰した際に、キャリア形成が阻害されることを意味する。
  • ※2:
    LOB(Line of Business)…企業が事業展開する分野や領域を指す。つまり、企業が製品やサービスを提供する際に、どのような分野に特化するかを決めること。

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