Life & Work
より良い生き方・働き方を自ら考え舵を握るキャリアオーナーシップ
富士通では、全ての社員が魅力的な仕事に挑戦し、多様・多才な人々とグローバルに協働しながら、常に学び、成長し続けていることを目指しています。そのためにキャリアや学びの選択肢は豊富。選ぶのは社員自身です。ここでは多様な社員の事例をご紹介します。
自身のありたい姿への探求
(キャリア支援)
Carrer Café
同世代の社員が組織をまたいで集まり、今気になること・思うことを共有し、これからのキャリアを考えるヒントを得る場として設けています。
キャリアの悩みを同世代と共有しあう時間をきっかけに、社内インターンにチャレンジし、色々な気づきを得ました。
小久保 善史
ソリューションエンジニア
2017年入社
同年代の方が社内のポスティング制度や社内インターンなどを活用していることを知りました。
入社5年目となり、私もSEとしてこのままキャリアを積み上げるべきかどうか悩み、これまでと全く異なる職種を経験してキャリア観を形成したいと考え、社内インターンに応募しました。
社内インターンでは、社内DXプロジェクトのグローバルチーム体制強化、海外拠点向けDXイベントの企画など、これまでの経験とは全く異なる新たな業務を経験しました。
毎日のように新しい取り組みを考える中で、自分のキャリアの方向性をより深く考えられるようになったと感じています。
1on1ミーティング
上司部下の間で、日々の業務から感じていること、悩んでいることから、今後のキャリアへの想いまでを話す場として、1on1を月に一回以上実施しています。上司以外の方と実施するケースもあります。社員によって1on1の使い方は様々です。
上司との1対1のミーティングは、日々の仕事のモチベーションにもなっています。
長澤 健志
ソリューションエンジニア
2018年入社
現在は製薬企業様に対して、アカウントSEとして、AI/データ利活用をテーマとしたプロジェクト推進を行っています。
プロジェクトごとに上司が異なりますが、週1回のチームミーティングに加え、1か月に1度の1on1ミーティングを行っています。
1on1ミーティングでは、仕事の進め方のほかにも、自身のスキル開発テーマでもある後輩への指導方法、長期的なキャリア形成に関する相談他、私生活に関するお話もしています。
長期的なキャリア形成に関する話は、なかなか壮大なテーマでもあり難しいと思われがちですが、自身は将来のありたい姿に対して、今のプロジェクトがどのような位置づけとなるのか・プロジェクトで自身に求められる期待が何なのかを上司とすり合わせ、その期待を超えようと自ら動いていくためのきっかけとしています。
マネジメントから見るキャリアオーナーシップ
社員一人ひとりがキャリアオーナーシップを持てるよう、マネジメント層も、部下への働き方に工夫を凝らしています。
「やりたいことが見つからない」「キャリアをどうやって描けばいいかわからない」といった声もあり、制度だけでなく、部下への深掘りの質問や投げかけ方などコミュニケーション方法の工夫なども心がけています。
一人ひとりの歩みたいキャリアを実現するため、試行錯誤をしながら日々メンバーに接しています。
末松 佳子
コーポレート(人事)
2006年入社
幹部社員として、部下が歩みたいキャリアを実現していくためにどのようなサポートが出来るのか、日々試行錯誤している状態です。キャリアに何を求めるかということや、どのようなことが得意か、どのような支援を求めているかは一人ひとり異なります。
先日キャリアオーナーシップデイズというキャリアについて考えるイベントがあり、他の幹部社員が部下のキャリア実現にどのように取り組んでいるかという事例や、CHRO(Chief Human Resources Officer)が社員のキャリア実現を会社としてどのように捉えているか。を聞くことができ、自身が部下と向き合う上での参考となりました。
今は試行錯誤を繰り返しながら、一人ひとりの想いに真摯に向き合うことを第一に考え、日々メンバーと接しています。
将来を見据え自ら学ぶ
(教育、資格)
FLX(Fujitsu Learning EXperience)
社員がいつでもどこでも学びたいことを学ぶことができるよう、学びのポータルサイト(Fujitsu Learning Experience)を設け、社内外の有識者から学べる8000以上の研修を提供しています。社員は自らのキャリア実現に向けて自分に合う方法、教材で学んでいます。
自分たちに必要・足りないスキルを、オンラインで好きな時に学習できるのはありがたいです。
部坂 太士
ビジネスプロデューサー
2013年入社
よりお客様のニーズに応えられるよう、社内の組織編成も変わり、今まで別々の組織であったビジネスプロデューサー(BP)とSEが一体の組織となり、現在私はチームの推進を行っています。
改めて今後のビジネスと必要なスキルをチーム内でディスカッションし、身に着けるべきスキル・学ぶべき内容を策定しました。それが、FLXを活用するきっかけとなったと思います。
それに加え、自分のキャリアにとってプラスに働くと感じたこともきっかけです。
ビジネス市況感が大きく変化する中、お客様のニーズをくみ取った新しい提案が求められており、学んだ内容は商談の中でも活かせている実感があります。
ビジネスプロデュース変革プログラム
従来のお客様の要望に応える“営業”だけでなく、お客様の経営層・事業部門にアプローチをし、DX推進をフロントに立ち進める”ビジネスプロデュース“ができるよう、営業の役割を見直しました。一人ひとりが新たな役割で価値発揮をするためのプログラムです。
営業からプロジェクトSEに立場が変わり、新しいチャレンジをしています。
倉垣 裕介
ソリューションエンジニア
2011年入社
私は今まで金融機関の営業として活動してきました。近年は、ビジネスプロデューサー変革の一環として、営業から、“プロジェクトSE(PSE)”に役割を変え、いわばSI技術を持ち合わせたビジネスプロデューサーのような立場で、引き続き今までのお客様に向き合っています。
このビジネスプロデュース変革プログラムに手を挙げたきっかけは、お客様のニーズや市況感が変わる中、これまでの御用聞き営業スタイルから脱却しなければと強く思ったことでした。
将来的には、PMOの品質や進捗管理のノウハウを持ちつつ、アジャイル開発やAWSといった技術的な知識と技術力を持ち合わせた、自分ならではの活躍の仕方ができればと思っており、模索しながら行動しています。
資格取得
資格取得を目指す方にも活用しやすい、スマホアプリで学べる学習動画を提供しています。
仲間同士で目標を共有して励まし合ったり情報交換をしたり、学び合いの輪が広がっています。
ICT関連はもちろんのこと、異なった分野の資格取得にも積極的に取り組んでいます。
中村 祐太
ソリューションエンジニア
2011年入社
仕事でのスキル習得以外にも、資格取得を目指して勉強しています。
資格コレクターの一面もあり、ICT関連の資格はもちろんですが、仕事とは直接は関係のない、色彩検定やファイナンシャルプランニングといった資格の勉強もしていました。
資格取得という目標を設定することで、モチベーションも上がりますし、試験日が確定しているため、勉強するスケジュールも計画しやすくなります。
また、受験料を自腹で払うこともあり、「せっかく払ったんだから絶対受かってやる!」という気持ちにもなります。
こうして身に付けた知識が、お客様との何気ない雑談などで活かせるときもあり、嬉しい気持ちになります。
取得した国家資格を活かし、後輩たちに寄り添っていきたい。これは、恩返しでもあります。
小杉 美加代
研究
1993年入社
私はこれまで、上司や仕事仲間、家族、友人など多くの人に支えられて、仕事と家庭、育児を両立しながらキャリアアップしていくことができました。
そして、やりがいをもって働けることやキャリアについて考える機会をもつことの大切さを感じて、国家資格キャリアコンサルタントを取得しました。
これからは、周囲や未来を担っていく人たちに寄り添い、少しでも支えになることで、恩返ししたい。そのために、この取得した資格が生かせることを願っています。
自らの意志で仕事にチャレンジ
(異動・昇格)
ポスティング制度
富士通グループ内の空きポジションが常時公開されており、キャリア志向に応じて手を挙げてチャレンジが出来ます。上のポジションへの挑戦(昇格)や海外ポジション(グローバルポスティング)もあり、多くの社員が活用しています。
自分のやりたいことが自分で探せるポスティング制度を利用して、新しい部署へ異動しました!
風間 理恵
ソリューションエンジニア
2001年入社
入社してから約14年間、富士通で海外(東南アジア)キャリア事業者様向けに営業活動を行ってきました。
その間に結婚、2度の出産を経験し、一時期は仕事をセーブすることも考えましたが、自分のキャリアアップを考え、上司と相談の上、海外(北米)営業の経験を積むことのできるグループ会社への出向という選択をしました。
培ってきた営業知識を活用し、約6年間、グループ会社で新規顧客獲得や新体制構築などに携わってきました。
そして、今ポスティング制度を活用し、次なるチャレンジをしています。
きっかけは、子どもたちの成長を見て、私ももっと成長したいと考えたからです。ポスティング制度とは、社内の多数あるポジションに自分自身で手を挙げてチャレンジすることができる仕組みです。当時担当していた仕事を継続していきたい気持ちもありましたが、新しい挑戦をしたいという気持ちが大きくなり、ワクワクしながら職務経歴書を書きました。
本制度は結果がでるまでは、自分と希望先部署の間だけでやりとりが可能なので気兼ねなくチャレンジすることができます。
はやる気持ちで面接に挑んだため自分でも驚くほどアピールしたことは今でもよく覚えていますが、その結果今の部署で働くことができており、自分の仕事に誇りをもっています。
Jobチャレ!!制度
富士通グループ内の別組織に短期間(3か月~半年)異動する制度です。視野の拡大、キャリア検討などのために組織や職種の枠を超えてチャレンジができます。
期間限定で他部署に異動し、新しい業務にチャレンジしました!
小島 康奨
ソリューションエンジニア
2015年入社
私は入社して約7年、仕事をしていく中で、様々なフィールドで多様なバックグラウンドや経験を持つ社員との交流がございました。
そんな中、いつしか自分のキャリアを考えたときに、これまでとは異なる新しい視点やスキルを身につけて、自分の可能性を広げていきたいと考えるようになりました。
今回私が活用した「Jobチャレ!!」は、期間限定で他部署に異動し、社内インターンとして新しい業務にチャレンジできるプログラムとなります。期間限定だからこそ挑戦したいことや目標が明確になり、体験を通じて短期間で自分のキャリアプランについて考えるきっかけを与えてくれる魅力的な制度です。
実際に自分にとって新しい仕事をしたからこそ備わる視点や得られる学び、そしてそこからもっと様々なチャレンジがしてみたいと思う動機づけとなるような経験となりました。
自分のキャリアの可能性は一つではない、入社して一つの職種に拘らず、いろんな経験やチャレンジしてみたい方にオススメしたいと思います!
出向
富士通グループ内外のジョブへのチャレンジの機会もあります。
これまでの経験を活かして、2020大会組織委員会のパラリンピック統括室へ出向しました!
天谷 暁子
コーポレート(人事)
2002年入社
入社して10年間、法務・知的財産権本部で経験を積んだ後、部内ローテーションで法務省の調査研究機関に出向しました。
その後、帰任する2015年に、富士通が東京2020大会のゴールドパートナーとなり、社内に東京オリンピック・パラリンピック推進本部が発足され、法務・知財スタッフとしてご縁がありスタッフの一員になりました。約4年間は、共生社会の実現に向け、障がいの有無にかかわらず、誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合う「心のバリアフリー」の推進活動を、国・自治体・100社以上の企業と連携して行ってまいりました。この活動がご縁となり、2019年から東京2020大会組織委員会のパラリンピック統括室に出向して、大会が、すべての人々にとってアクセシブルでインクルーシブな大会となるよう様々な取組みを実施してきました。
入社してから20年間、富士通には常に寄り添い続けてくれてる企業風土があり、出向するなど「新たな挑戦」に対しても公正で平等な機会を与えてくれました。
また、すでに成人していますが3人の子どもが小さい頃は、小学校の夏休み期間に毎年短時間勤務制度などを活用し、子どもとの時間も確保しながら自分のキャリアを歩み続けることができました。
社内外での幅広い活動
(有志活動・副業)
社内有志活動
これをやりたい、これを変えたいという想いを持ったら社内SNSで発信→仲間を集めて活動、というケースが増えています。新規立ち上げも、関心があるものに参加も出来ます。
バーでの日替わり店長の経験を活かし、社内で有志活動として「スナックまり」を立ち上げました!
日水 真理
戦略企画
2017年入社
私は本業とは別に社内有志活動として「スナックまり」を企画運営しています。
入社後ビジネスプロデューサーとして経験を積み、数年経過した頃「自分の強みは何だろう?」と悩んだ時期がありました。当時、友人に誘われて訪れた日替わり店長のバーでは、一人ひとりが自分らしさを発揮し、サービスを提供しており、その姿に共感した私は、自分にも何かできることはないか考えるようになりました。
そんな時に参加した社内の部署横断型のワークショップの場で、「スナックをやってみたい」と想いを伝えると、協力してくれる仲間ができ、一緒に「スナックまり」を立ち上げました。社内で開催している「スナックまり」は、富士通グループ社員どなたでも参加できるオンラインスナックで、お酒を飲みながらお仕事のことからプライベートのことまでなんでも話せる“みんなの安全地帯”を目指しています。飲み会の場でよくある、その人本来の姿を垣間見る瞬間がとっても好きで、一人ひとりに向き合い、お話を聞くことのできる「スナック」はとっても私らしい活動だなと思っています。
このように私らしい活動に行き着くまでには、様々な体験や人との出会いがありました。その経験から、「スナックまり」の場を通じて、社員一人ひとりが安心して自己を解放でき、人と人とを緩やかに繋げる環境をつくることで自分らしく働く応援をしたいと思っています。
そしてこの取り組みは、全社のカルチャー変革プロジェクト「フジトラ」を牽引する福田譲CIOからもコラボしようとお声がけいただき、役員とお酒を飲みながら本音で語るウェビナーイベントの開催にもつながっています。最大で約660名の方が参加して下さり、きっとこんなに繁盛したスナックはなかなかないと思います(笑)
ご入社された際には一度「スナックまり」を訪れていただき、是非自分らしさを解放してください!
社外活動
社内だけではなく社外でも幅広い活動をすることを支援・応援しています。
富士通社員であり、NPO法人の代表としても活動!パラレルキャリアを実践しています!
森下 晶代
ソリューションエンジニア
2006年入社
デザインセンターで日々仕事をしている中で、自分のキャリアにオーナーシップを持ち、自らの手でキャリアを描いていくことの必要性を強く感じました。その中で、学生の創造力とリーダーシップを育むためのサポートができないかと思い、NPO法人「ハナラボ」の代表を務めています。学生も社会人もみんなで成長していきたい、そんな想いを込めてこの活動を始めました。
最初は仕事では出会えない人たちとの出会いが楽しかったのですが、だんだんと、富士通で得たものを「ハナラボ」へ、「ハナラボ」で得たものを富士通へという価値交換のサイクルができ、パラレルキャリアを実践することで企業と社会の価値交換が少しずつ実現できるようになってきました!
これからもたくさんの人との出会いを大切に、ひとつひとつ活動をしていきたいと思っています。ワクワクと好奇心でみんなが好きなことができる社会へ!
スポーツ
富士通には、陸上部、女子バスケットボール部、アメリカンフットボール部を始め、様々な運動部があります。仲間を応援する機会も多く、会社全体に活力をもたらしています。
神奈川県川崎市に拠点を置くアメリカンフットボール・Xリーグ1部所属のチーム「フロンティアーズ」。
2021年シーズンは、2年ぶり6度目の日本一を達成しました!
趙 翔来
ビジネスプロデューサー
2017年入社
私と富士通スポーツの出会い
私が富士通スポーツと初めて出会ったのは2015年の社会人決勝戦を東京ドームで観戦した時です。惜しくも敗れてしまい準優勝という結果でしたが、選手個々のフィジカルやスキルに魅了されて、このチームでプレーしたいと思いました。
仕事とスポーツの両立について
日ごろアメフト部の活動以外は、所属している事業部の皆さんと同じように勤務しているため、時間を有効活用することを心掛けています。 早朝にトレーニングを実施、業務時間は仕事に集中することでメリハリをつけて 仕事も競技活動も常に上を目指しています。
富士通に入社して良かったと思うポイント
富士通スポーツは勝ちに行く事と同じくらい、皆さんへ価値を提供できるかを 常に考えて取り組んでおり、そこが魅力でもあると感じています。
競技の普及や地域貢献活動、社員の皆さんへ元気を与えられるよう会社と一体となって取り組んでいます。