人に気づきを促し、一歩踏み出す勇気を誘い、行動の変容を後押しする
“案内人”になる

Q. 私にとってのパーパス

一人ひとりが、やりたいことを見つけられ、やりたいことができる社会を作っていけたらと思っています。私は以前から社内外問わず多くの多様な方々と積極的にコミュニケーションをとる機会を作ってきましたが、既存のシステムの型にはめられることが当たり前になってしまい、「まあこんなもんか」と妥協している人が多いように感じています。その積み重ねが、日本を覆う漠然とした不安感や停滞感の正体になっているのではないかと思っています。

私は中学生のときにインドのアメリカンスクールに通っていた経験があり、さまざまな国にルーツを持つクラスメイトと接しました。自分の祖国を自慢げに話す人が多くいる中で、果たして自分は日本を自慢して語ることができるのであろうか、もっと日本を良くしていけるのではという気持ちが強まりました。また、なかなか友達の輪に馴染めなかったとき、思い切って日本語であえてラップをして、友人の輪に飛び込んでみたところ、たくさんの人たちに受け入れられて、人間関係が広がったという経験があります。そこから、行動の変容は人を変え、人が変わると周り（組織）が変わるということを強く感じ、そうした体験が根底にあったおかげで、今の活動の原動力になっています。

「まあこんなもんか」から勇気をだして一歩抜け出すには、背中を押してもらえたり、手を引いてもらえたりすることが必要なことも多いと思っています。だからこそ、自分はその“案内人”になりたいと思っています。

Q. 今取り組んでいる業務

国内外の金融機関や非金融企業のお客様に対し、アメリカ発のスタートアップのSaaS型金融ソリューションの企画・販売促進を行っていました。具体的には、融資ビジネスを新しく立ち上げようという非金融の企業や、既存の金融機関のお客様に上流よりアプローチし新たなオルタナティブレンディングビジネスを一緒に立ち上げたり、既存融資業務のDX化に取り組んできました。前職はグローバルメーカーで、アジア新興国向けのセールスアンドマーケティング活動や新規マーケット開拓を行っていました。そうした新しいビジネスの立ち上げの経験を活かし、富士通でも上記の新規スタートアップ企業との協業、ビジネスの立ち上げに携わってきました。

また、最近では積極的に個人や組織の変容につながる社内のDX活動の進化にも取り組んでいます

Q. 担当業務×My purpose

持続可能な社会へと変容するためには、産業構造の変容が必要です。そのためには、人が変わること、組織が変わること、そして事業そのものが変わることが不可欠。ならば、第一に一人ひとりのマインドセット（固定化された思考パターン）の変容に取りかからなければならないと思っています。

どうしたら人を変えられるのかというと、まずは「変わらなければ」という気づきを得て、自身の内面に目を向け、現状とありたい姿のギャップを認識し、そのギャップを埋めるための学びに意識を向ける必要があります。また、本当の意味の人材の変容のためには、そうした学びからさらには実際の行動へ移すことにつなげていく必要があると考えています。そうした一人ひとりの変容はもちろん、人と人のつながりがとても重要であるとも考えています。多様なメンバーとの新しい関わりを持てるコミュニティの中で、それぞれがオープンかつフラットにつながることで、新たな可能性を創発することができますし、イノベーション(新しいことへの挑戦)への“慣れ”も生まれると思っています。私自身は、今後そうした一人ひとりが挑戦できる新たな場(コミュニティ)づくりに注力していきたいと思っています。

米SaaS企業との懇親会の様子（右上）

Q. Fujitsu×My purpose

やりたいことがあれば、活動のフィールドを自分自身で作っていくことができるのが今の富士通の魅力であると思っています。また多くの専門家、お客様とのつながりがありますので、新しいことに自分が動くことで、幅広く挑戦できる土壌があります。

自らが勇気を出して手を挙げれば、応援者がついてくれます。言われるのを待つのではなく、自分でやりたいことを掴みに行ける良さが富士通にはあると思います。

Q. 未来×My purpose

視点は常にグローバルにありますが、そのためにもまずやりたいのは、日本を良くすること。富士通は影響力が大きく、様々な企業、団体とのつながりが無数にあります。社内外のさまざまな人を巻き込みながら、自分がなすべきミッションに向けて精力的に取り組めていると感じています。

Q. 未来の仲間にメッセージ

「やりたい！」という気持ちがあれば、可能性は無限に広がっていきます。何事にも興味を持ち、「まずはやってみよう」という行動力が大事だと思っています。強い想いを持ち続けて、行動・発信していけば、点が線になり、面になるはずだと信じています。結果、仲間も増えていき、”やりたいこと”と、”やれること”がどんどん増えていくと思っていますし、そうした場づくりに今後も精力的に取り組んでいきたいです。