My purposeは…
国と地方のデジタル化を通じて、地域の皆さんにとって、暮らしやすい、働きやすい社会を作りたい
西山 直輝
Naoki Nishiyama
株式会社富士通総研 公共デジタル戦略グループ
コンサルタント
2014年入社/グループ採用
- 土木計画・交通計画
- 国と地方のデジタル化
- 自治体DX
- 悩まない、困らない、疲弊しない環境
- 地域のみんながいきいきと生きられる社会
Q. 私にとってのパーパス
テクノロジーを活用し、地域の皆さんがいきいきと生きられる社会を作ることです。
高校生の頃のこと。自宅の近くに日暮里・舎人ライナーが開通したことで、私や家族の日常の移動がとても便利になり、通学や買い物もしやすくなりました。公共政策がいかに日々の暮らしに恩恵を与えるかを、身をもって体感しました。この経験がきっかけとなって、大学では土木計画・交通計画を専攻しました。
当時は、スパコンを活用して、首都圏鉄道網を対象にした時空間ネットワークと混雑度シミュレーションを開発し、テクノロジーがもたらす可能性を実感しました。公共と一口に言っても様々な分野があるわけですが、そのなかで私は、当時の経験からも、「ITの側面から国・地方のさまざまな取り組みに携わりたい。」そんな思いで富士通総研を選びました。
実際にプロジェクトに携わってみると、「どのような行政サービスがあるか分からない。」という住民や、アナログで煩雑な作業に時間を取られて多忙な職員が多いという現実が見えてきました。「年月が経つにつれて、国や地方に導入されたシステムが使いづらくなり、時間と労力をかけてなんとか使っている。」という職員の声も聞こえてきました。
人にとってやさしいシステムを作り、悩まない、困らない、疲弊しない環境を作ること。従前通りのやり方にとらわれない取り組みを支援すること。それらを通して、一人でも多くの人がいきいきと生きられる社会を実現したいと思っています。
Q. 今取り組んでいる業務
国や地方公共団体を中心としたお客様をコンサルティングという形でご支援しています。国や地方公共団体では、生産年齢人口の減少による労働力不足や、住民・事業者向けのサービスの向上など、さまざまな課題を抱えています。これらの課題解決に向けて、デジタル変革をテーマに取り組みをご支援しています。
自治体DX・デジタル田園都市国家構想推進のほか、住民や事業者向けのサービスと職員業務のデジタルシフト支援、業務システムの調達支援・PMO、中央省庁における調査研究など、それぞれにプロジェクトチームを作り、複数の案件を並行して進めています。
国や地方公共団体をお客様とする難しさは、民間企業のように特定の顧客にアプローチして利益の最大化を狙うのではなく、地域において誰一人取り残されないように施策を検討する必要があるというところです。難しさでもあり、やりがいでもあります。
Q. 担当業務×My purpose
国と自治体のお客様をそれぞれご支援するなかで、自治体の現場の実態を国に伝えることができ、同時に国の施策を現場に適用する方法を自治体に伝えることもできます。国と自治体をつなぐ役割でもあり、とてもやりがいのある仕事だと思っています。
入社当初に参画したプロジェクトは、政令市におけるマイナンバー制度の全庁的な導入支援でした。制度開始に向けて法制度・組織・サービス・プロセス・システムなどを一つずつ整備していく過程は、制度のメリットを考えると、自分のパーパスとする「いきいきと生きられる社会」に少しずつですが、近づいていると実感できました。
Q. Fujitsu×My purpose
富士通グループには、長年かけて積み重ねた実績と信頼、人脈があり、豊富な専門人材とナレッジを有しています。これらを活用して、さまざまなコンサルティングにチャレンジできていると思います。
Q. 未来×My purpose
パーパスを意識することで、何のために働いているのか、なぜこの会社で働くのか、なぜこのプロジェクトに参画しているのかを自分の言葉で理解できるようになりました。この視点を大切に、これからも仕事に取り組みたいと思います。
Q. 未来の仲間にメッセージ
社会課題はひとりでは解決できません。「社会をより良くしたい」という共通の目線を大切に、社会にどのように関わりたいかを明確にできると良いと思います。
お客様を思いやり、役に立ちたいという姿勢はとても大切で、きめ細かなコミュニケーションのなかで、お客様の要望を汲み取ることが求められます。なので、相手の思いをしっかりと汲み取ることが得意な方でしたら、問題なく活躍できると思います。