My purposeは…
ここまで歩んできたのも、挑戦する気持ちがあったから
お客様と自分の未来を重ねつつ、可能性に挑みたい
高橋 佳
Kai Takahashi
富士通株式会社 キャリア&メディア事業本部
ソリューションエンジニア
2012年入社/新卒採用(障がい者採用)
- 新聞社向け新聞制作システム
- お客様の熱い思いに触発される
- 新聞社の未来に自分ができること
- 地方出張が大好き
- モヤモヤしていたときの自分
Q. 私にとってのpurpose
可能性がある限り、諦めずに挑戦することです。
大学生のときに事故で脊髄を損傷し、2年間のリハビリを経て復学。ハンデキャップを抱えつつ社会人となりました。けがをした当初は、それこそ人生の可能性が閉ざされてしまったような思いを味わいました。しかし、大学や会社の仲間に支えられ、残された能力を最大限に活かすことで、切り拓ける未来があると感じるようになったのです。
現在は車いすの生活ですが、1、2か月に4、5か所の地方出張があります。お客様と直接お話をしないとニーズが掴めないと感じ、現場と人事に掛け合って出張できるよう調整してもらいました。諦めないこと、挑戦し続けることというパーパスが仕事に活きていると思います。
Q. 今取り組んでいる業務
新聞社向け新聞制作システムの、次期バージョン企画プロジェクトのプロジェクトマネージャーを務めています。
新聞制作システムというのは、取材から記事のレイアウトまでを支援するもの。全国二十数社に導入されており、トップクラスのシェアを誇ります。記者の方が記事を書く際にルビを自動で振ったり、画像を入れるのに色を最適化したりと、効率的な紙面づくりを応援します。
この次期バージョン企画にあたり、プロジェクト全体の管理、企画・検討の推進、社内営業部門や新聞社などの利害関係者との意見調整などに携わっています。
新聞社の方というのはジャーナリズムをとても大切にしています。「正しい情報を発信しよう」という熱い思いを持っていて、私自身もそれに触発されています。熱い思いを実現するお手伝いができていることにやりがいを感じています。
Q. 担当業務×My purpose
新聞購読者が減るなかで、新聞業界全体が苦境に立たされています。デジタルに活路を見出そうという会社は多いのですが、具体的な対策は見つかっていないところがほとんどです。関係者全員で10年後、20年後を見据えたビジネスとICTのあり方の解を探しています。
難易度の高いプロジェクトではあるのですが、「厳しい状況のなかでどういう方向に舵を切るべきだろうか」という、モヤモヤしていたときの自分に重なるものがあります。「可能性がある限り、諦めずにチャレンジする」という私のパーパスと業務がリンクしていると感じているので、お客様と突破口を見つけるべく頑張っています。
Q. Fujitsu×My purpose
富士通グループにはさまざまな製品、ソリューション、基礎技術があります。お客様に直接接するアカウントにお客様が求める解がなくとも、グループ内で対応できるケースは多いもの。結果的に自分自身ができる範囲が広がっているのではないでしょうか。
人事制度としては、ポスティングがとても良いと思っています。組織の一員として期待されることと、自分のやりたいことは必ずしも一致するものではありませんが、個人の希望をキャリアに反映できるいい施策だと思います。
私自身はこれまで開発を8年ほど担当し、現在は企画の仕事に携わっていますが、現在のプロジェクトを完遂させた際にはまた新たな挑戦にポスティングを活用できると考えています。
Q. 未来×My purpose
業務を遂行するうえで、経験する苦労は山ほどあります。楽な道を選びたくなるときもありますが、パーパスを思い出しながら「その前にもう一度だけチャレンジしてみよう」と頑張るようにしています。以前よりも粘り強くなれましたので、これからもこの姿勢を大切にしていきたいです。
今後については、管理職を目指しています。それと同時に、新聞社がどうやって生き残るかを考えつつ新しいプロジェクトも立ち上げたいです。業界の未来にも、自分自身の未来にも前向きに挑戦していきたいですね。
Q. 未来の仲間にメッセージ
社会人として達成したい目標のために、必要な環境や多様性が富士通グループにはあると思います。自分のやりたいことやキャリアを思い描き、周囲の仲間とともに、個人としても組織としても一緒に成長していきましょう。