My purposeは…
新しい技術で人や社会をつなげ
社会に役立つ様子を実感したい!
マチュー パリジ
Matthieu Parizy
富士通研究所 研究本部 量子研究所
研究
2008年入社/新卒採用
- フランス出身
- 他の国の文化を学ぶのが好き
- デジタルアニーラ
- 海外の技術者とコミュニケーション
- テクノロジードリブン
Q. 私にとってのパーパス
Connect people through innovation and understanding(イノベーションと理解によって社会をつなげる)です。
技術について学ぶこと、他国の文化と言語を学ぶことが好きです。中学生の頃からスペインなどでホームステイを体験し、さまざまな国の文化に触れてきました。
優れた技術を生み出すためには、対象としているユーザーの理解が不可欠ですし、その技術の価値を伝える能力も必要です。技術者である自分としては、技術はもちろんのこと、ヒューマンスキルも磨いて多くの人をつなげていきたいと思っています。
マネージャーとして日本以外の国と仕事をすると、「もっとこうしたい」「この国ではこのほうがいい」という声が上がってきます。それらをすり合わせて最適な方向に着地させ、多くの人に役立つ技術を提供したいと思っています。
Q. 今取り組んでいる業務
デジタルアニーラにおけるチューニング技術の研究開発を行なっています。
デジタルアニーラとは、量子現象に着想を得たコンピューティング技術で、現在の汎用コンピュータでは解くことが難しい「組合せ最適化問題」を高速で解く新しい技術のことです。交通、物流、デジタルマーケティングなどにおいて活かされており、部品や製品の組み合わせを最適化したり、移動距離を短縮することでできるだけ少ないトラックで配達したり、Webページ閲覧者の情報を分析してマーケティング精度を向上させたりなど、さまざまな場面で使われています。
私自身は、次世代のデジタルアニーラの開発に携わっています。観光で訪れたのをきっかけに日本に興味を持ち、フランスの大学を卒業したあと2008年に来日。インターンで富士通を経験し、そのまま入社しました。技術者志望で、世界に誇れるような技術を生み出している会社に就職したかったのです。
Q. 担当業務×My purpose
デジタルアニーラは全世界で使われている技術です。このプロジェクトでは、イギリス、ドイツ、カナダ、日本、アメリカなどの研究者やコンサルタントと日々交流しながら研究しています。
さまざまな国の技術者と問題点を共有したり、改善策を話し合ったりすることで、デジタルアニーラがより良い技術となっていくのは、技術者としての喜びです。イノベーションと理解が生まれることで、人や社会がつながっているのを実感します。
Q. Fujitsu×My purpose
富士通は全世界に広がるテクノロジードリブン企業です。私にとってこの点がとても大事で、コンサルティングのみという会社では私のパーパスは果たせません。富士通にいるからこそ技術的なスキル、そしてヒューマンスキルを学ぶことができますし、富士通の技術がさまざまな分野で使われ、重要な社会課題の解決に役立っているのを実感することができます。
技術や語学力を磨くことも、私にとっては大事。富士通には豊富な講座があり、来日当初は日本語の授業も受けていました。学びの機会が豊富だと思います。
Q. 未来×My purpose
大企業であればあるほど、自分の影響力を感じることができなくなり、モチベーションが下がってしまうこともあるかもしれません。しかし、周りの人を大切にしながらコミュニケーションを取ることで、自分の仕事の重要さが分かることがあります。たとえば、隣の部署の人と会話することで、「ああ、自分の仕事はこんなところで役立っていたのだ」と実感することも多いのです。
私にとって、人と社会をつなげることはとても大事。パーパスのためにも、さりげない会話やコミュニケーションを大切にしています。
Q. 未来の仲間にメッセージ
挑戦を恐れない人、チャレンジングな精神を持っている人は富士通に向いていると思います。新しいモノを作る人を応援する風土がありますし、ボトムアップも容易な環境です。ぜひ新しい仲間として加わってほしいと思います。