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Interview

インタビュー

トップランナーが語る:
Uvance Wayfindersの本質 Vol.1

変化に追従せず、
変化の先の未来をお客さまと共に描く

Lead of Strategy&Change Management,
Associate Partner, Uvance Wayfinders

丸山 怜萌Reimo Maruyama

新卒で投資銀行に入行。グローバルマーケッツ業務に5年超従事した後、コンサルティングファームに転職。グローバル総合系ファーム、戦略系ファームを経て、2025年に富士通入社。新規事業立案、中期経営計画策定やDX構想などの戦略案件、および戦略を実現するための行動変容や組織改革を促すチェンジマネジメント案件の責任者を務める。慶應義塾大法学部卒。

丸山 怜萌

Uvance Wayfindersには多様な人材が集まっています。それぞれのバックグラウンドや強みを掛け合わせ、様々な課題の解決にチームとして取り組んでいます。お客さまと未来を共創するメンバーへのインタビューを通じ、Uvance Wayfindersの本質に迫ります。

前職の投資銀行やコンサルティングファームでは
どんな経験を積んできましたか。

大学卒業後、新卒で投資銀行に入行してグローバルマーケッツ部門に配属されました。主な仕事は機関投資家向けのリサーチセールスです。財務情報やプレスリリース、経営トップのインタビューといった企業にまつわる様々な情報を分析し、自ら判断した投資の推奨情報をファンドマネージャーなどのプロの投資家に伝える役割です。文字通り、リサーチャーと営業をセットにした仕事ですね。

投資銀行で6年ほどマクロとミクロのリサーチ力と営業経験を積んだ後、いくつかのコンサルティングファームで戦略コンサルタントとしてキャリアを重ねてきました。中期経営計画の策定、デジタルトランスフォーメーション(DX)による変革と未来のデザインなどの支援に取り組んできました。また、新規事業の企画構想やM&Aの立案といった案件にも携わってきました。

キャリアを重ねるうえでの判断軸は何でしょうか。

ずっと軸にしているのは「業界横断で俯瞰できる」「グローバルの視点を持つ」「自分自身が商品になる」の3つです。正解が一義的に定まるものがあまり好きではなく、多量変数の中で不確定なものを思考することが好きなんです。特に変化のスピードがどんどん速くなる時代において、答えのないことをとことん考え抜いて、これがこの瞬間のベストだと自信をもてる道を導き出すことが大事だと思っています。変数だらけの世界に身を置いて、自分自身の知識、経験、そして私という人間そのものを商品として買ってもらえるように常に価値を磨き続ける。そんなキャリアの在り方に面白さを感じています。

富士通に入社した理由を教えてください。

自分の経験や強みを最も活かせるのではないか、と考えたからです。富士通はコンサルティング事業ブランドのUvance Wayfindersを2024年2月に立ち上げました。テクノロジーによってお客さまや社会の課題解決に最大限に貢献する企業を目指す富士通にとって、コンサルティング事業は大事な手段の一つであり、お客さまとの接点であり、ストーリーテラーでもあります。

富士通ではテクノロジーやシステム開発の実績や知見がすでに豊富にある一方、コンサルティングはまだ立ち上がったばかりです。Uvance Wayfindersは富士通が目指す企業像に欠かせない「ラストワンピース」とも言えます。つまり、コンサル以外は既に非常に強い。だからこそ、私たちは最後のピースを埋めるべくコンサルティングに集中できる。これは私にとって大きな機会であり、もちろんお客さまに対して最高の価値を提供できる環境でもあると思っています。

富士通に入社する前と入社後でイメージは変わりましたか。

入社する前は、お堅い、お役所仕事、根回しが必要、男性社会などなど。正直、ある程度の覚悟はしていました(笑)。でも、入社して感じたのは「余白が大きい」ということです。

余白、とは具体的にどういうことでしょうか。

私たちは日本を代表する「富士通」を背負う以上、高く明確な成果が求められます。その成果のために、プロセスやルールでがちがちに縛るとか、組織がサイロ化して根回しや利害調整が必要とか、そういう感じかと思っていたんです。実際は、高い成果は当然必要、でも、その成果に至るまでの自分のパフォーマンスの出し方やパフォーマンスの意味を自分でデザインできる柔軟性があると感じています。それは、グローバル企業でありながら日本本社が主導権を握っていること、あるいは資本力や機動力が高いことも一因かもしれません。なので、入社前のイメージはあくまでイメージでした(笑)。

Uvance Wayfindersとして具体的にどのように戦略立案やチェンジマネジメント案件を進めているのでしょうか。
またUvance Wayfindersの強みや特長を教えてください。

社内ではたくさんの部署と連携して進めています。例えば営業部門は多くの企業の経営トップの方々とのリレーションを築いています。創業から90年の歴史の中で築き上げてきたお客さまとの信頼のバトンを私たちに渡してくれます。また、富士通研究所が持つ様々なシーズ(商品化や事業化の種になる技術やアイデア)は、お客さまのありたい未来を引き寄せる「玉石混合のおもちゃ箱」だと思います。

「玉石混合」とは普遍的な意味ではなく、あるお客さまにとっては石だけど、別のお客さまには玉になるかもしれない、という意味です。お客さまと共に石を磨き、ピカピカの玉になるまで磨き続けて最後まで伴走できるのは、Uvance Wayfindersならではの特長であり、ほかのコンサルティングファームと差異化できる強みだと自負しています。もちろん、最初から磨き上げた玉を求めるお客さまにはご提供しますし、「世界初の最先端技術を一緒に育てたい」というお客さまとはこれぞという石を一緒に磨きに磨きます。お客さまのニーズとフェーズに合わせて「おもちゃ箱」から何を出そうか、どう組み合わせようかと悩むのも醍醐味ですね。

技術革新のスピードがどんどん速まる中、テクノロジー自体が戦略になる時代です。開発中のシーズなんて普通のコンサルティングファームは持っていません。営業が90年受け継いできた信頼をベースに、私たちが戦略を練り上げてお客さまに腹落ちしてもらい、さらに研究所のシーズという「夢」をまぶす。これらの相乗効果で、お客さまがありたい未来にもっとドリブンできるように日々、意識して一つひとつの案件に取り組んでいます。

クライアントからはどんな指摘や評価を得ていますか。

あるお客さまから「世界が広がった」という評価をいただいたのを覚えています。信頼と腹落ちだけでは、今の延長線上でしかありません。非連続な成長を目指すには、お客さまにどれだけ現実感のある夢を論理的に乗せられるかが大事です。その夢がたくさん詰まったおもちゃ箱を自前で持っているのが富士通です。

経営のトップ層であるお客さまは非常に多忙なので、1秒も無駄にできません。貴重なディスカッションの場では「新しい気付き」と「共感+α」を提示するように心がけています。これは学生時代にあるテーマパークで働いていた際に言われた言葉が原動力になっています。「あなたにとってはいつもの一日、お客さまにとっては一生に一回の一日」です。その人の性格、立場や環境、今この瞬間の状況、考え方の癖などをじっくり把握して、潜在的な悩みや踏み込んだ話を共有できるようなお付き合いを心がけています。

世界はかつてない不確実性の時代に直面しています。
未来を予測するのが難しい中、Uvance Wayfindersはどんな未来をクライアントに提示できますか。

多くの企業は複合危機(ポリクライシス)に対処しなければなりません。ただ、あまりに変化のスピードが速く、本来なら「希望」であるはずのテクノロジーが「脅威」になりつつあります。その代表例がAIです。お客さまからは「AIを使って何かしたい」という声を多く聞きますが、本来なら「これをしたいからAIを使いたい」であるべきです。ありたい未来を描くよりも変化が先行しているため、とにかく変化にキャッチアップしないと市場からふるい落とされる、と考える企業が増えているのではないでしょうか。

変化に追従するのではなく、変化を読んで未来を描く。その支援を私たちはしています。そのために常に最新のテクノロジーや世界のイベントの動向をフォローします。フォローだけでは必ずタイムラグが生まれますし、「あるべき」未来しか描けません。なので、現場もしっかり巻き込みながら、お客さまの企業の実態を把握した上で机上の空論ではない「ありたい」未来への戦略を描きます。戦略だけではありません。企業は有機体です。有機体が温度感を持って変革を続けるためにはチェンジマネジメントも必要です。

戦略とチェンジマネジメントを変革の両輪にして、お客さまが今は脅威と感じているものを希望に変える未来を共有する。変化の先の未来をお客さま自ら描けるようになることを、私たちはとことんご支援します。

Uvance Wayfindersが求める人物像を教えてください。

人間性と知性の両方を持っていないと、お客さまには何も提供できません。妥協は一切許されないと思っています。特に私が担当している戦略案件は、答えのない中でお客さまが最適だと判断できる道を探るものです。数多の選択肢からどれを選んでも一長一短でしょう。だからこそ、「これでいいや」と思った瞬間に負けです。とことん考え抜き、本当に納得できて初めてお客さまと共有できるのです。

コンサルタントは「企業の医師」であるべきだと思っています。私の大好きな新聞記事を紹介します。「医学を選んだ君に問う」というタイトルで、金沢大学医学部附属病院長だった川崎一夫先生の寄稿です。記事には「医師の知識不足は許されない。知識不足のまま医師になると、罪のない患者を死なす」「こんな医師になりたくないなら『よく学び、よく遊び』は許されない。医学生は『よく学び、よく学び』しかないと覚悟せねばならない」とあります。コンサルタントも同じです。自分自身が商品である以上、諦めた時点で提供価値は限定されてしまいます。とことん突き詰められる方に仲間になっていただきたいと考えています。

Uvance Wayfindersへの参画を検討している方にひと言お願いします。

皆さん一人ひとりの経験や知識は、ほかの誰にもない付加価値であり、素晴らしい商品になり得ます。あなたの生きざまそのものが、あなたの商品です。答えのない未踏の道を明るく照らすにはどうすればいいか、一緒にディスカッションをしてより良い道を探りましょう。

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