なぜ今、日本屈指のテクノロジーカンパニーが
「コンサル」を核に据えるのか
──工藤さんは、2025年3月から富士通に参画されました。日本を代表するテクノロジーカンパニーの富士通が、コンサルティングを事業の核に据える狙いはどこにあるのでしょうか。
工藤 現在のIT産業では、コンサルタントが構想や業務要件をまとめ、それを受けてIT要件をシステム側がつくる「バトンリレー」的な進め方がまだまだ多い。
しかし、AIの台頭や予測不能な社会情勢など、非常に早い変化が起きており、その度に課題も変わっていく。
戦略を決めて、要件を定義して、開発して……というウォーターフォール的な進め方では、世の中の変化に追いつけないのです。
今求められているのは、顧客の課題を見つけるだけでなく、何が課題なのかを問いかけ、アジャイルに実装し、現場で動かしたフィードバックを基に次の一手を打つこと。
この一連のサイクルを、一気通貫でスピーディに回せる組織なのです。
実際に、我々のクライアントからは「絵を描いてくれるコンサルタントはいるけれど、本当にそれがうちの複雑な現場で実装できるのかわからない」という声をよく耳にします。
そこに、富士通の勝機があります。我々は創業より様々なテクノロジーに対するナレッジやアセットがあり、それを知り尽くし、武器とするコンサルタントが富士通のエンジニアとともに、最初から実装を見据えて問いを立てられる。
これが「Uvance Wayfinders」の強みだと考えています。

──ナレッジやアセットについて、もう少し詳しくお聞きしてもよいでしょうか?
工藤 スーパーコンピューター「富岳」に代表されるコンピューティング製品がありますが、量子コンピューティング、ナレッジグラフによるAIの高速化、宇宙天気予報、さらにホワイトハッカー集団まで。
まさに「おもちゃ箱」のように、面白いパーツがたくさんあるのが富士通なんです。
「Uvance Wayfinders」の仕事は、クライアントの課題に合わせて、これらの“おもちゃ”を縦横無尽に組み上げ、ソリューションをアーキテクトしながら、構想・開発・実装まで伴走していくことだと考えています。







