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スーパーコン
ピュータ

世界最高の計算性能で、高精度な科学技術計算を短時間で実現

「富岳」は、富士通の最先端テクノロジーを結集し、プロセッサーからソフトウェアまでシステム全体の設計・開発を行うことで、 スーパーコンピュータ性能ランキングで史上初の4部門同時世界一を獲得しました。富士通は同じく理化学研究所と共同開発したスーパーコンピュータ「京」でも世界一を獲得しています。

スーパーコンピュータ「富岳」とは?

理化学研究所と共同で開発し、最新の性能ランキングで2期連続4冠を獲得。(※)

「富岳」は、富士通の最先端テクノロジーを結集し、プロセッサーからソフトウェアまでシステム全体の設計・開発を行うことで、 スーパーコンピュータ性能ランキングで史上初の4部門同時世界一を獲得しました。富士通は同じく理化学研究所と共同開発したスーパーコンピュータ「京」でも世界一を獲得しています。

 

※2020年6月、2020年11月の2期連続で「TOP500」「HPCG(High Performance Conjugate Gradient)」「HPL-AI」「Graph500」の4冠を達成

テクノロジーの活用シーンは?

新型コロナウィルスなど、難度の高い社会課題の解決にスピーディに役立っている。

  • 室内環境におけるウイルス飛沫感染の予測とその対策

    新型コロナウイルスは、せきやくしゃみ、声を出すことなどで発生する飛沫のほか、これらの飛沫のうち非常に小さいものであるエアロゾルによっても感染が広がる可能性が示されています。富岳は素材の異なる3種類のマスクについて、飛沫・エアロゾルの飛散の仕方をシミュレーションするなど、多様なケースを数多くシミュレーションしていくことで、有効な感染対策を提案することに役立っています。

  • 創薬における、タンパク質への作用の分子レベルのシミュレーション

    新型コロナウイルスには、増殖を促す働きをするタンパク質が幾つか存在します。富岳は、そのタンパク質に結合して、ウイルスが増殖しないようにする薬剤の候補を探すにあたり、約2000種類の既存医薬品がどうタンパク質に対してどのように作用するか、分子の動きを「富岳」にてシミュレーションし、治療薬として効果が期待できそうなものを見つけ出そうという取り組みです。

  • 新型コロナウイルスの経済的な影響のシミュレーション

    新型コロナウイルスの感染拡大に伴う、社会経済への影響を可視化し、影響を分析するビッグデータマイニングを行っています。具体的には、感染シミュレーションやSNSテキストマイニング、企業活動シミュレーションを行うことで、今後発生する可能性がある社会経済活動への影響を評価し、収束シナリオとその実現方法を探ろうとする取り組みです。

富士通ならではの強み・優位性は?

「オール富士通」の総合力により生み出された、世界一の性能。

CPUの開発からソフトウェアまでの一連の重要な開発をワンストップで行えることが富士通の強み。高性能・高密度実装・低消費電力を実現するCPU技術、高性能化に対応し得るOSの開発技術やシステム実装技術に至るまで、広く深い知見・ノウハウを持つ富士通だからこそ、「富岳」の世界一が達成できたものと考えています。
さらには、量子現象に着想を得たデジタルアニーラーなど、新しいコンピューティングにも挑戦を続けています。

将来的な技術活用・進化の展望は?

社会課題を解決する様々な局面においての利活用に期待。

現在は直面している新型コロナウイルスに関連したソリューションが注目を集めていますが、そもそも富岳は、社会課題の解決に貢献できるように、開発に取り組んできました。
「富岳」で取り組むべき課題は、文部科学省における委員会において検討され、「健康長寿社会の実現」「防災・環境問題」「エネルギー問題」「産業競争力の強化」「基礎科学の発展」への利活用、貢献が期待されています。