テクニカルコンピューティング・ソリューション事業本部

職種 セールス&マーケティング,ソフトウェア開発,ソリューション&サービスエンジニア,プロダクト企画
事業フィールド 中央官庁,天文・宇宙・気象,社会インフラ,防衛省・自衛隊
テクノロジー AI モニタリング 軌道決定
キーワード #スパコンシステム #宇宙 #気象 #天文 #先端研究 #CAE #化学

ABOUT

共働・共創スタイルで、技術開発とビジネス創出

自然災害、環境汚染、地球温暖化、人口爆発、エネルギー枯渇、さらには新たな難病の出現と、人類は存続そのものが脅かされる危機に直面しています。こうした地球規模の問題には、先端科学の分野で活躍する多くの科学者が解決に向けて努力されています。また、例えば宇宙の謎を解き明かすといった、危機の解決とは別次元の大きなテーマも科学の担うところです。テクニカルコンピューティング・ソリューション事業本部は、科学者の方々の研究現場に参画し、ICTベンダーの立場から多角的に研究をサポートしています。さらにそこで得た技術とノウハウを産業界に積極的にフィードバックしています。
私たちのお客様は大学や専門研究機関、企業の研究開発部門の方々で、提供しているサービスやソリューションは、大きく3種類に分けることができます。
1つめは、お客様の業務を遂行するためのシステム(ソフトウェアと計算機の組み合わせ)の構築・提供と運用支援。宇宙航空研究開発機構(JAXA)のプロジェクトに参画し、とりわけ人工衛星の軌道計算のシステムにおいて大きな信頼を得ています。人類の活動が宇宙空間に広がろうとする中、宇宙状況把握(SSA: Space Situational Awareness)に取り組み、地球温暖化を人工衛星から観測するシステム開発も行っています。また、気象庁の天気予報を支えているアメダス、アデス(気象情報伝送処理システム)という日本の気象システムの中枢を最先端のICTで支えています。アメダスには約1,300カ所の観測拠点から送信される気象観測データを収集し、計算、編集するシステムを、アデスには気象情報の収集、配信を司る伝送システムを提供し、運用を支えています。
2つめは、お客様の業務遂行のために必要なソフトウェアを動かすための計算機システム(ハイパフォーマンス・コンピューティング〈HPC〉や大規模アーカイブなど)の構築と運用支援。「富岳」や産業技術総合研究所の世界最大級のAIスパコンをはじめ、神岡宇宙素粒子研究施設様が宇宙の誕生や物質生成の謎の解明のために駆使する巨大施設「スーパーカミオカンデ」の実験用計算機システムやスペイン領カナリア諸島山頂に設置した「高エネルギーガンマ線望遠鏡」データ収集・解析システムがこれにあたります。
3つめは、AI(人工知能)とHPCを活用したサービスです。TC(Technical Computing)クラウドによるHPC環境や、お客様が業務で使用するパッケージソフトをサービスとして提供する、またHPC上で動作する業務ソフトウェアのチューニングなど、といったものです。燃料電池などの新材料開発において、AIを適用して実験データから知見を抽出したり、理論計算と組み合わせることで、短時間で信頼性の高いアウトプットを出すソリューションを提供しています。また、監視カメラ映像からAIを適用して、車両の車型や車種、人物の着衣タイプなどの様々な情報を自動抽出し、都市全体の動きをリアルタイムに把握するソリューションは、今後飛躍的な広がりが予測されます。産業界に向けては、衝突解析パッケージをはじめとするパッケージソフトの提供により、上流工程での解析・検証を可能にし、さらなる品質向上や開発期間の短縮などで、モノ作りの企業を支えています。
さらに、日本の先端科学をサポートすることで得た技術やノウハウを世界の科学界、産業界に提供することも積極的に行っています。シンガポール国立スーパーコンピューティングセンター科学技術研究所や台湾NCHC(National Center for High-Performance Computing)、オーストラリア国家研究基盤センターにスーパーコンピュータを提供し、科学技術力向上に向けた様々な研究分野で利用されています。
世界中の科学者の研究をサポートする私たちの事業分野は、今や防災、減災まで広がってきました。世界が抱える多種多様な課題の解決に向け、その役割は今後ますます大きくなっていくことでしょう。

VISION

お客様と共に豊かで夢のある未来を創る「先駆者」

テクニカルコンピューティング・ソリューション事業本部のビジョンは次の3つです。
1. 一流の研究者と共に、先端的な研究成果の社会への展開(社会還元・実装)を目指し、研究者の「知」と富士通の「知」を創発・融合させるナレッジ・トランスフォーマーとしてグローバルに活動する。
2. テクニカルコンピューティング技術をコアに、豊かで夢のある未来のデジタル社会を創る先駆者であり続け、新たな市場をグローバルな視点で創り出す。
3. 多様性を重視し、先端IT技術や新ビジネス創出に挑戦する「先駆者」としての自由闊達な組織風土とグローバルな実行力を持つ。

NEW TECHNOLOGY

ノーベル賞につながる研究を ICTでサポート

2015年にニュートリノ質量発見により梶田隆章教授がノーベル物理学賞を受賞しました。発見の糸口になったのは、「スーパーカミオカンデ」の検出器にある約1万3,000本の光電子増倍管から集められる膨大なデータでした。富士通では24時間365日稼動し、データのリアルタイム処理、高速な解析処理、膨大なデータの蓄積を行う実験用計算機システムを1993年より提供し、20年以上にわたって観測を支え続けると共に、人類未踏の宇宙の謎の解明に貢献しています。
2001年11月に1本の光電子増倍管の破損で発生した衝撃波により多数の光電子増倍管が破損した事故からの復旧では、衝撃解析の技術を活用したシミュレーションで、新たに導入された衝撃波防止ケースの設計に協力し、その後の重大事故防止と安定した観測に貢献しています。

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