共通技術開発本部

職種 ソフトウェア開発,ハードウェア開発,研究
事業フィールド 社会インフラ,通信・メディア
キーワード #ネットワーク #ハードウェア #ソフトウェア #研究開発 #5G #光通信

ABOUT

最先端技術の研究開発、共通技術をベースとし、高品質で安定した製品開発を実現

共通技術開発本部は、富士通のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支える主要技術領域である5G/ネットワーク技術の研究開発に携わる部門です。対象製品は、フォトニクスやモバイルの通信装置およびそれらを監視制御するオペレーションシステム、さらにルータなど多岐にわたります。5Gさらにはその先の将来に向けて高速、低遅延を実現する光信号処理技術、光伝送技術、無線伝送技術などの要素技術、Local 5G/プライベートLTE向けの仮想ソフトウェア基地局技術、さらには日々進化していくネットワークの柔軟性を確保するための光・無線ネットワークの監視制御技術およびネットワーク運用と機能展開が一体となったオーケストレーション技術など5G/ネットワーク製品に広く適用される最先端技術の研究開発に取り組んでいます。

さらに、共通技術開発本部は技術開発だけではなく製品開発にも深くかかわっており高密度実装技術やそれに関連した冷却技術等、さまざまな製品に適用される共通的な技術の開発と活用により、高品質で安定した製品開発を実現しています。これら、共通技術開発本部で研究開発した技術が適用された製品は、国内外に広くいきわたっており、皆様が楽しんでいるSNSや動画配信に活用されています。

共通技術開発本部員が働く5G/ネットワークの製品開発現場でも、最先端技術が活用されています。
今や機械学習(Machine Learning)は製品開発には必須の技術であり、共通技術開発本部でもネットワークの監視制御の自動化やネットワーク構築時の調整の自動化などの技術開発に取り組んでいます。これらはネットワークを構築・運用するお客様の作業効率化を目指したものですが、これら技術を社内開発現場へ活用することにより、開発業務を効率化することにも取り組んでいます。また、装置開発時の設計業務における配線の自動最適化や、それに関連した部材の最適化などにも機械学習を活用しています。このように機械学習は本部内の様々な箇所で活用されてきており、ますます重要度は増してきています。機械学習をさらに積極的に活用することにより研究開発業務に携わる本部員がより知的な業務に専念できる環境作りも目指しています。

オープンソースソフトウェア(OSS)の活用も近年、必須技術になってきています。活用可能なOSSの種別、範囲は急速に拡大しており、5G/ネットワークの技術領域でも様々なOSSを活用していますが、共通技術開発本部ではOSSを活用するだけではなく、世界のOSSコミュニティに積極的に寄与しています。ソフトウェア基地局のためのOAI(OpenAirInterface)、ネットワークオーケストレーションのためのONAP(Open Network Automation Platform)、エッジコンピューティング向けのLF Edgeなどのコミュニティでは共通技術開発本部員が世界の技術者と切磋琢磨しながらソフトウェアの開発を行っています。

技術の変化はとどまることなく加速してきています。共通技術開発本部では、組織の技術力を高めることや会社のプレゼンスを高めるために、OSSコミュニティ活動以外の社外活動にも積極的に取り組んでおり、ITU-Tや3GPPなどの標準化活動、さらには各種学会などに多くの本部員が参加して世界にむけて発信しています。

今後は、共通技術開発本部の技術をネットワーク領域のビジネスに適用するばかりでなく、Computing、IoT、CloudなどDXを支える他のビジネス領域/技術領域にも拡大していくとともに、冷却技術を活用したエネルギーソリューションサービスの提供など、技術者の型にはまらない自由な発想を活用し、富士通全体および社会全体へ貢献し続けて行きます。

VISION

最先端の技術で社会を豊かに

共通技術開発本部が目指すものは、最先端の技術をスピーディーに実用化し、商品をとおして高い技術価値を社会に提供しつづけていくことです。最先端の技術が提供する価値は、性能が高いということばかりを意味するわけではありません。どのような天候下でも安定して動く安定性や、低消費電力で省エネなエコ製品、グローバルに製造展開できる設計技術など、その幅は大きく広がります。特に環境配備に対する社会的要求は大きく、地球環境に考慮し製造から廃却までに配慮したグリーンなネットワークプロダクトの提供は、共通技術開発本部のミッションの1つとなっています。

このような高い技術価値を社会へ提供し続けていくためには、技術者1人ひとりが社内外の技術者と切磋琢磨しながら高いスキルを維持向上させていく自律性とともに、そのスキルを共有することによって高い次元へと進化させていく組織的な活動が不可欠です。また、最先端の技術を、失敗を恐れず使いこなしていくためのチャレンジングな組織風土が必要です。すべての技術者が生き生きと働き、最先端の技術で社会に貢献しつづけることが、共通技術開発本部の描く未来です。

NEW TECHNOLOGY

5Gシステム向けミリ波無線通信技術

スマートフォンや4K/8K映像などの普及により増え続ける高速無線通信の需要に応えるため、第5世代移動通信システム(5Gシステム)サービスが開始されようとしています。5Gシステムでは、10Gbit/s以上の高速・大容量通信を実現するために、広い周波数帯域が確保可能なミリ波周波数帯を活用します。ミリ波帯は、LTEなど今までの移動通信システムで使用されている周波数よりも高い周波数帯のため、電波の減衰が大きく遠方まで飛ばないといった性質があります。そのため、1つの基地局がカバーできるエリアが狭くなり、より多くの基地局が必要となります。したがって5Gの実用化にむけては、ミリ波帯においても、より遠くに飛ばすことができる高出力な基地局を使って基地局の数を減らすことや、電柱、街灯といった様々な場所に設置できるような小型の基地局が必要となります。

富士通では、電波を高出力で送出した際にも電波波形を歪むことなく出力することができるDPD(Digital Pre-Distortion)技術や、複数のユーザと基地局間で、干渉することなく同時に通信することを可能とするアレイアンテナ技術といった独自のミリ波無線通信技術開発を進め、小型・軽量かつ高出力な基地局の開発に取り組んでいます。
(写真:ミリ波アレイアンテナ)

VOICE:2013年入社 先行技術研究開発 T.Ota

5Gネットワーク普及に向けた技術貢献

私は、5Gの本格的普及に向けて、設置しやすい携帯電話基地局装置を開発するための新しい無線通信技術を研究開発しています。特に、遠くまで電波を届けられる小型の5Gミリ波基地局装置を実現すべく、デジタルプリディストーション(DPD)と呼ばれる、アンプ非線形ひずみを補正することで装置に備えた多数のアンテナ素子から高品質な電波を送信できる独自技術に取り組んでいます。技術実現に向けて動向調査や新方式の検討、シミュレーションや実験による評価、などを行います。装置を小型化することにより様々な場所に基地局を設置可能とし、どこでもつながる5Gネットワークの実現を目指しています。

この研究開発において、自分のアイデアを練り上げて周りの方々と議論や試行錯誤するプロセスが知的好奇心を満たすと共に世界最先端の研究に関われていることにやりがいを感じます。また、研究成果を国際会議で発表して富士通の技術力をアピールすることも業務の一環です。世界レベルの研究者と議論を行い、社外の人脈を構築する貴重な機会です。上司からも後押ししてもらっていますので積極的にチャレンジしています。

 

あらゆるものが無線でつながる未来を実現

富士通は、5Gネットワークを活用して、工場における効率的なものづくり、自動運転、新しいスポーツ観戦の体験など多様なサービスを提供することで、人手不足や少子高齢化をはじめとした多くの社会課題を解決しようとしています。さらに、無線通信技術の開発を継続的に推進することで、私の個人的な仮説ですが、2030年頃にはヒトの脳までもネットワークにつながるようになり、過去の記憶やふとした瞬間に思いつくアイデアに容易にアクセスできる、そんな夢のような世界を実現できるかもしれません。

我々と一緒にイノベーションを起こす無線通信技術をつくり、夢のような未来を実現しませんか。

VOICE:2015年入社 ハードウェア開発 Y.Akiyama

最先端技術を開発するエンジニアとして

最先端モバイル通信5GやAI、IoT、自動運転など、それら社会のネットワークを実現する為の根幹である光伝送装置の開発をしています。社内では複数の装置開発プロジェクトが並列に進行しており、それらプロジェクトメンバーの一員として開発を推進していきます。1つの開発プロジェクトでは、システム、ハード、ソフト、デバイスなど様々な部署からメンバーが集まり全員で協力しながら開発を実行していきます。私はハードウェア開発のエンジニアとして、プリント基板内の高速伝送技術や冷却技術を専門にプロジェクトを推進しています。全員でプロジェクトを完遂させた時には大きな達成感があります。
また共通技術開発本部には、ネットワークアーキテクチャ、ハード、ファーム、ソフト、近年ではAIなど、各分野での最先端技術者が在籍しています。最先端の技術をやっていきたい方、技術に興味のある方は活躍できる場がたくさんあると思います。

グローバルに富んだ環境下での経験が自己成長へとつながる

富士通は多様性を大切にし、グローバル化を推進している会社だと感じます。現に社内には海外出身の社員が多数在籍しており、一緒に開発をしています。彼らとは考え方や文化が違うので新しい価値観や刺激を受けながら仕事をすることができます。また私自身、社内のEnglish Clubに入会しています。Clubには総勢25ヵ国、約350名の方々が所属しており、そこで得られる経験も自身の成長に繋がっていると思います。
環境としても働きやすいと感じています。フレックス制の勤務体系があり、業務状況にもよりますが年次休暇も比較的取得しやすいと思います。自身で計画を立て連休を取り、旅行に行くこともあります。育児休暇やリフレッシュ休暇制度もありワークライフバランスを自身で上手くコントロールできる会社です。